One Of A Kind

好きな映画・ドラマ・俳優とかを勝手に売り込むブログ。なるべくネタバレしたくない。あとツイッターには長すぎるつぶやきもこっちで。

今日も私は化粧というまじないをかける

この夏、数量限定のアイシャドウを購入しまして。

 

手に入れてパッケージを開いた瞬間の高揚感ったらないですよね!なんなのでしょうね、あの興奮。翌日早速その新しいアイシャドウを初めて塗り一日中脳内でずっとスキップしてましたし、トイレに行くたびに「いやー、かわいいわ。めっちゃかわいいわ!何?この絶妙な色!!」と自画自賛しておりました。いや、人から見たら大して変わらないのはわかってる!

 

ちなみになかなか校則の厳しい学校に通っていた私が初めてきちんと『お化粧』をしたのは高校2年生の夏休みでした。あ、1年生かもしれない。どちらにしろ、遅い。完全にいまどきの子ではない。今でもはっきりパッケージまで覚えている、今では絶対買わないような白パールのアイシャドウでした。口紅も何かめっちゃパーリーベージュ!みたいなやつでした。そのころの写真とか、ほんとに見たくないです。ダサさの極み。時代ってすごい。若さって怖い。当時の自分はすごく似合ってると思っていた、白パールアイシャドウにパーリーベージュのリップを塗って(でもファンデーションは塗らないし眉毛も書かないという恐ろしい状態、若さって怖い。)、真夏の海に行ってはしゃいでいました。記憶の中でもつらいので実際にその写真見たらその辺りの壁に頭を打ち付けてしまいそうだ。

 

そんな私の恥ずかしい過去はさておき。

 

お化粧とはなんなのだろう、と考えてしまうことがよくあります。化粧品って値段もバラバラ、なくても生命活動には全く問題ない、なのに精神的影響力は非常に高くて多くの人々を惹きつけて止まない。本当にその存在はなんなんだろう?としょっちゅう思うのですよね。使うものの値段が高ければいいとは限らないですが、え、これ高級な焼肉食べに行けるじゃん!なお値段の化粧品買うと何となくありがたみは増すし、うっかりマスカラを忘れてしまうと私はその日一日居ても立っても居られなくなります(そしてドラッグストアで急遽マスカラを買うので家には使いかけのマスカラがあふれる)。

 

もちろんお化粧をしない方もたくさんいますし、してもしなくても本人の自由ですから!「お化粧はマナー!」とか言い出す人たまにいますけどね。職業上のマナーとして必要な方がいるのも確かですが(たとえば化粧品カウンターのBAさんとか)、そうでないなら別に人のことなのだからほっとけよ、と私は思います。ただ私自身は人生短いんだから使えるものは何でも使って最大限のリターンを受けようぜ!派なので、外に出る日はお化粧します。ていうかしないで人に会うのはできる限り避けたい。だって、たとえ手間がかかろうとも、人に会うならなるべく綺麗な自分(自分比)でいたいじゃないですか。あと、なんかよくわかんないけど最低限の礼儀、みたいになっちゃってるし。

 

あのですね、この現代日本社会、男女ともにすでにめちゃくちゃストレスフルな日々を生きていますよね。仕事・恋愛・家事をこなしながら人生の長期的目標達成のために自己投資したり老後のこと考えて貯金したり。ましてや家族や子供がいたらそのことも考えながらいろんなことをマルチタスクでやっていかなくてはいけない。いや、ほんと、我ながら、生きてるだけでマルチタスクしてる。偉い。偉すぎる。現代人偉すぎる。みんな毎日頑張っている!

 

そんなマルチタスクな日々に加えて、女性の役を与えられている人って、ある程度のきれいな外見を保たなきゃいけないような気にさせる社会的(見えない)プレッシャーがあるじゃないですか。さっきも言ったけど社会的礼儀、みたいな。もちろん男性にもあるのかもしれないけど社会の構造上確実に女性役の方がそのプレッシャー高い。望む望まないに関わらず、女性役をやる我々はそういう圧をジョッキで一気飲みして、毎朝お化粧してヘアセットしてお洋服コーディネートして働いてるわけですよ。いや、もちろん、先ほども書いたようにお化粧するしないは個人の自由ですからね!それはわかった上で、やっぱりお化粧していた方がきちんとして見えるしきちんと扱ってもらえるように思うんです。あと自分のこともきちんと扱う気がするんですよ、お化粧してる時の方が!

 

私自身はなかなかお化粧をしないで働くのは難しいな、という環境で仕事をしておりまして、いっときは義務感でお化粧していたのですね。侍が甲冑つけるような気持ちで。お化粧する暇があったらその分寝たいと思っていましたし、毎日朝お化粧して夜には落とすという繰り返しに「…無間地獄?」と思っていました。完全に、やりたくない役を与えられたから仕方なくこなす、みたいな気持ちでした。

でも、ある日、『美しくしている自分』は気持ちがいいし気持ちがいいと毎日は楽しいし毎日が楽しいと機嫌が良いし機嫌が良いと周りも気持ちがいい、という単純な事実に気づいたのですよね。あくまでも『自分比』とはいえ自分を美しくしてあげるという行為は自分を大切にしているんだよ、と自分に教えてあげているように思うし自分を大切にしている人は人にも大切にしてもらえる。あと絶対美しい方がいいじゃん楽しいじゃん!地球の歴史に比べたら一瞬にもならないような自分の人生だけれど、自分にとっては長い長い人生、どうせなら気持ちよく楽しく美しくご機嫌で生きたいじゃないですか。少なくとも私はそう思います。だって自分の機嫌をとるのは自分の仕事だから。お化粧みたいな誰でもできることで自分の機嫌をよくできるなんてすんごいラッキー!安上がり!ってなりました。それが後から振り返ると恥ずかしくて頭を壁に打ち付けたくなるような白シャドウのメイクだとしても、その日の私がご機嫌でいられるならそれでいいんですよ。たぶんおばあちゃんになった私が今の私を見たらまた若いって怖い!って思うのかもしれませんが。

 

そんなわけで、自分が毎日楽しく生きるために、私は今日もお化粧をします。

客観と主観のあいだ(年齢問題)

完全に「冷静と情熱のあいだ」のパクリタイトルです。

あの本を読んできゃーってなってフィレンツェまで行ったのを思い出します。せっかく行ったのに一番行きたかったドゥオモの上にまさかの工事中で登れなかったんだよね。何で調べてから行かなかったの?自分?そういうとこだよ?詰めが甘いんだよ?

 

さて、私、暗いことやネガティブなことを話すのは、ましてやそれを文字に残すのは好きではないのですが、自戒を込めてどうしても書き残しておきたいことがあるので書きます。

 

先に謝りますが不快な思いをさせたら申し訳ございません。

 

先日(と言ってもかなり前)、心臓をぎゅーっと握りつぶされるかのような恐怖を感じる出来事がありまして。

 

お知り合いの人に誘われてご飯を食べに行くことになったんですね。3、4人の小さな会なのかと思って行ったらその倍ぐらいの人数で、かつ誘ってくれた人以外初見、という結構面喰らうシチュエーション。まあ来てしまったのはしょうがないし私のお友達はまともな人だしと思って食事とお酒を楽しんでいたんですよ。いうてもいい年してるんで困ったら黙って酒を飲む、ぐらいのことは余裕でできますから。

が、そこにいた一人の女性が明らかに異様なオーラを発していて、なんだか心がざわついてしまい落ち着かなくなりました。なんというか、私が思う「年相応」とかけ離れていたんですね。外見内面ともに異様な若作り。例えるとロバートの秋山が細かいペルソナ作って演じてそうな「海と自然が大好きなちょっとギャルっぽいところもあるけど話すとサバサバしてていい奴だから同性の友達みたいだって男の子に言われちゃうんだよねって自己申告しちゃうビーチガール」感。もっとわかりやすく言うとタイでの投資詐欺で懲役判決を受けた山辺節子氏的な雰囲気。

 

www.sankei.com

 

女なんでこういうこというとぜええええんぶブーメランで返ってくることも知っているけどそれでも敢えて言うが私はああはなりたくないな…、と思ってしまったんですよ。でも冷静に考えたら(考えなくても)私はそんなことを言えるような立派な人間ではないしそれに私も誰かにそう思われている可能性は限りなく高い。というか間違いない、なぜなら万人に受ける人間なんていないんだから。うわ怖い!と、感情がごちゃまぜに混ざって混ざりまくってこねくり回された結果、発生した感情は恐怖

その日の帰り道本当に想像が想像を呼びもう怖くて怖くて歩きながら最終的には恐怖で涙がボロボロ出てきまして(大げさだけど、たぶんかなり酔ってたせいもある)、グワングワン歩きながら仲のいい友達たちに鬼電して話を聞いてもらったりメッセージ送りまくって落ち着いたんですよ。(その節は皆様ありがとうございました)

 

その後、

 

若さを保つことと若作りの違いはなんだろう、とか

美しく年を取るというのはどういうことなんだろう、とか

人はどんな時に他人を見て不快に思うんだろう、とか

 

についてずっと考えてたんですね。今でも考えてます。

で、だいぶ経っちゃいましたし、考えといてましてや書いといてなんなのですが。

たぶん、万人に共通するような具体的な何か、はない。

ただ、言われたことや考えたことの中で、これは指針になるのではと思ったことがいくつかあったので参考までに。

 

自分に対して客観の目を持つべきであるが主観の目が一番大切

・老若男女関係なく必要なのは清潔感

・礼儀をもって他人に接すれば不快感は与えにくい

・人に自分の悩み/願望を背負わせない

・が、結論、人の目を全く気にしないぐらい強いのであれば万事どうでもよいこと

 

とか。まあ最後の「万事どうでもよいこと」となったらもう仙人の域ですからね。世の中のほとんどのことはどうでもいいってなってると思うんですけど。

 

そんな感じで友人と話していた中、一番強烈かつ胸に染み入ったのは、とある男友達に言われた一言でした。それは

 

 ・若さがなくなったぐらいでダメになるヤツは所詮それまでのもんだ

 

という言葉。若さなどという不確定要素に頼らず魅力的であれよ。と。これ言われた時にうわほんとだ!と思いまして。若いからイケてる、ってことは若さ失ったら何にも残らないってことじゃないか。と。

 

今まで生きてきた中で、若さという名の勢いでいろんなことができたりいろんなことが許されてた自分のことを覚えてるし、自分より先に歳をとっているお手本として自分の親や諸先輩方を見させてもらっているし、自分より歳の若い人たちと一緒に仕事したり友達として接してたり、と、まぁいろんな世代の人と日々関わるわけですが。

 

確かに、魅力的な人は年齢なんて関係ないな。と改めて思いました。還暦近くでも若々しくてみずみずしくて色気たっぷりの人もいるし、大学生なのに生きるしかばねみたいな人もいるわけですよね。わたしより全然年齢低いのに考え方が人生何回目?って人もいる。各自自分がなりたい自分というのがあって、それに向かって進んでいるわけです。

 

そして年齢なんて関係なしに魅力的な人というのは、そもそも年齢という概念を持ってないのかも。かの桃井かおりさんがおっしゃっているように年齢なんてただの数字なわけですよね。(桃井かおりさんといえば鰹ぐらいのサイズの魚のカバンを誇らしげに持ってる写真を数年前に雑誌で見て以来それが頭から離れないんですよね。どうでもいいですが。ほんとにどうでもいいですが)

 

というわけで、年齢というものにとらわれずに内面から満たされ笑顔にあふれた美しい生活をしたいものですね。でも私は使えるものはハサミでも親でも使うタイプの人間なので、可処分所得の中でめいっぱいの課金をして加齢とナチュラルで平和な関係を築きたいと思います。

 

女子SPA!さんに記事を書かせていただきました

みなさまこんにちは。

いかがお過ごしですか?

 

以前私のブログ記事

oneofakind.hatenablog.com

 

を、紹介してくださった女子SPA!さんからお話をいただき記事を書かせていただきました!

joshi-spa.jp

 

自分が書いた文章に編集部さんがタイトルや画像を加えてくださり、一つの記事になったものを見るのはとてもとてもとてもとても感慨深いです。ブログと違って文字制限があり、また初めて書いたものなので読みづらい箇所等もあるかと思いますがお読みいただけたら、そして感想など教えていただけたらとてもうれしいです…。

 よろしくお願いいたします。

 

もちこ

 

人生をかけた仁義なき戦い(対:自分)

かばんのね。中身が。多いんですよ。重いんですよ。

もうね、中学生ぐらいからそうだったの。

高校の時なんて学校指定の革バッグ、重すぎて持ち手がちぎれたから。修理出して卒業までなんとか使ったけど。

大学生になってからも、なんかいつもいろいろ持ってるもんだから周りからはドラえもんバッグ(四次元ポケット的な)の人、って呼ばれてたしな!さすがに爪切り持ってる?って言われた時には「ごめん」ってなったけど。

旅行の荷物も超多くて、高校生の頃にはすでにその辺のプロには負けないパッキングスキルがめちゃくちゃつきました。これ、荷物は多いがスーツケースのサイズは決まっているのでパズルのようにきれいにはめ込んですべて収納する方法を学んだってことなんですけど、でもねこれもビジネスクラスなら役に立つけど今じゃエコノミークラスだと重量制限23Kgだから全然役立たなくなってしまったよね。私4〜5泊旅行用みたいな一般的なサイズのスーツケース、普通に詰めたら40キロぐらい余裕で行けちゃうもん。23キロ超えるとでかでかと「HEAVY」ってタグ付けられるから恥ずかしいよね。旅慣れた人って荷物そのものが少なくて颯爽としてるのに、そうはなれないんですよね…。

で、だからといって別に荷物が多いのがすごい嫌、とかじゃないんですけど、いろいろ困ることが多いんですよね。

 

①荷物が重いし鞄の嵩が常に大きめ。

とりあえずこれはまあすぐわかりますよね。

毎日筋トレできてることになるからまあいいかも!って思おうとしたけど、かばんって(女の人は特に)肩に掛けること多いんですよね。

だから、筋トレにならないどころかすんごい肩こり。

マッサージとかスパとか行くと「お荷物お部屋(ベッド)までお持ちします」ってきれいなお姉さんに言われるじゃないですか。あれ、私はとりあえず一旦断ります、「あ、すっごい重いんで大丈夫です」って。そうすると、「いやいやいや、お客さんよ、こっちも肉体労働してるんだからまあマッサージしにくるような弱ってる女の荷物など屁でもないわという心のセリフを吐きつつ)いえいえ、お持ちしますよ~」ってなるんですよ。え、じゃあいいよ持てるんなら持ってみろや!ってなって(嘘です重いからホントは持ちたくないから嬉しいです)、渡した瞬間のあの美女たちのお顔ったら!「嘘・・・・だ ろ・・・」みたいな、予想外の攻撃をされた時のベジータみたいな顔。でもってそれに続いて「いやこんな重いもんもって歩いてたらそりゃ体中ばっきばきになるわよ!アホか!という心のセリフを吐きつつ)ほんとですね~、お鞄重たいですね~ニコニコ」ってなるんです。

あと仕事の帰りに夕飯の買い物なんてして、1Lの牛乳だのヨーグルトだの重いもの買っちゃった日には!

通常のバッグ(重い)と、エコバッグ(重い)の戦い!

修行。修行というか苦行。

スーパーから家までの道のり心を無に、白目で帰ってる。

毎日自分の荷物の重さに家に帰るとグッタリだよ!

 

②なんとなくおしゃれじゃない

荷物が多いのって重量質量を除けば便利なんですよ。だっているもの全部入ってるんだもん。

わかりやすく言えば、冬にこたつ上及び周辺に必要なものすべておいて動かなくて済むあの楽園状態。リモコンと携帯と漫画と飲み物とおやつとみかんは最低限。アイスクリームだけ取りに行かなきゃいけないのが難点だけど他は不満なし。

だからね、私こたつもって歩いてるみたいなものなんですよ。そりゃ大きいはずだよね。

だけど、今書いてて気づいたけど、ソーイングセットとかそういう女子力高いし好きな男に使えたらクリティカルヒット繰り出せるものは入ってない。残念。

 

③モテないらしい

これは昔男友達に言われました。データはとっていないので真偽のほどは知らず。とりあえず、ああそうでしょうねきっとそうでしょうね!、と、開き直りました。

 

そんなわけで鞄が重いままここまでの人生やってきちゃったんだけど、そろそろ鞄の重さに起因する疲れに負けてしまうようになってきたので、今、リハビリというかトレーニングをしています。普通の人にしたらそれでも大きいのだろうけど、いわゆる普通のハンドバッグの大きさのバッグにしてます。ここ数年。続いてるのすごくないですか?!今のところこのかばんの中はテトリスなのかな?って言うぐらいに空いたスペースはなく詰め詰めになってますが何とか納まってます。

このままトレーニングを重ね、最終目標は多分携帯電話とリップぐらいしか入らないよね?って感じの英国王室の女性たちが持っているようなクラッチバックです。私もメーガン妃やキャサリン妃のようになるわけです!!なので誰か荷物を少なくする裏ワザ教えてください!

 

では。

“SUITS(スーツ)”

SUITS(スーツ)というアメリカドラマを知ってる方、先日ハリー王子とご結婚されたメーガン(・マークル)妃効果で知った、というパターンが多いのかな、と思っているのですが。

小さい自慢ですが私は婚約報道がでるずううううっと前からSUITSを見てメーガン妃に目を付けておりました。というかそもそもSUITSというドラマが面白すぎるんですよ。捨てるところがない。

 

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www.suits-tv.jp

ニューヨークの大手法律事務所を舞台に、若き敏腕弁護士と天才的な頭脳を持つ青年がタッグを組み、様々な訴訟へと果敢に挑んでいく「SUITS/スーツ」。2011年6月23日にアメリNBC参加のUSAネットワークで放送されるやいなや、初回視聴者数460万人を記録した大ヒットドラマだ。日本でも海外ドラマやファッション通を中心に早くから注目を集めていた本作には一流のスタッフ、キャスタが集結している。企画・製作総指揮・脚本は、エミー賞を何度も獲得した名作「Hey!レイモンド」を長年プロダクション・スタッフとして支えた気鋭のクリエイター、アーロン・コーシュ。同じく製作総指揮として、映画「ボーン・アイデンティティー」シリーズ3部作に加え、人気急上昇中のスパイ・アクションドラマ「コバート・アフェア」を手掛けたダグ・リーマンが参加。ニューヨーク・マンハッタンを舞台に、リーガルドラマでありながら、法廷シーンはほとんど登場しないという、これまでの作品とは一線を画す爽快なサクセスストーリーを生み出している。

 

まあ一言でいえばニューヨーク大手弁護士事務所でのあれやこれや、なんですが。物語のコアとなる大きなエピソードがあるのですが、公式サイトのあらすじ説明(↑)にそのことが触れられてないのでわたしも触れません。

で、そんな!ここここんな!エキサイティングな世界がこの世にあるのだろうかっ!ってぐらいにずっとアドレナリンが出っ放しになるドラマです。これホントまじで。寝る前に見始めるとだいたい朝の4時とかになってて眠さの限界で寝落ちすることになって朝、後悔します。途中で止められない。一話終わると次が見たくなるから。あと電車の中で見てると大体乗り過ごします。夢中になっちゃって。別に誰も国をかけた戦いしたりゾンビ出て来たり地球外生命体が襲ってきたりとかしないんですけどね。

 

なにがそんなにすごいかって、このドラマ、天下一武道会祭りなんですよ。

 

①まず、美の天下一武道会

 メーガン妃効果で一気に日本での注目度が上がったSUITSですが、その前から結構いろんな人がネット上でメーガン妃が演じるレイチェル含め主要人物のファッションやメイクについての記事をよくみていたのですが。このドラマ、メインの人物は一人を除いて「美しい」設定だし実際みんなイケメン美女なんですよ。

 

まずは男性陣

 

主人公のハービィー。

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とにかくね、かっこいいの。連戦連勝のスーパー弁護士。日本のドラマで言うならドクターXの大門未知子ですね。超自信家で人の気持ちなんてお構いなしの男なのですがとにかくチャーミングで自分の魅力も知っているんですよ。こんなの目の前来たら女性は一発で落ちるな、という。完璧なスタイルで仕立てのいいスーツを着こなしてほんとにかっこいい。物語が進むにつれて当然人間なので弱い部分が出てきたりするんですがそれもまた魅力を増します。

静止画より動画の方がもっとかっこいいよ!

 

もう一人の主人公のマイク。

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あれ、もしかしたらこっちがメインでハーヴィーが2人目の主人公なのかも?まあいいや私の好み順で。この人もね、かっこいいんですよ。ただ、私の好みではないからそんなに言いたいことはない笑 なんていうかそんなに個性は強くないから主人公として周りのあくの強いキャラの中和剤になってる笑、し、ドラマが進むにつれて彼が成長していくのもいい。

 

ルイス。

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彼はね、ドラマの中では不細工不細工いわれて本人もそう思ってそれに縛られているような役です。ドラマのメインキャラ6人のうちで唯一の「美しい」ではない設定の役で一番癖が強い。え?ほんとに弁護士?みたいなこととか平気でします笑 でもねー、観てるうちに愛らしく思えてくるんですよこのルイスさん。頭はすごくいいんだけどいまいち最後の詰めが甘かったり理解できないこだわりがあったりプライベートに振り回されて仕事がグダグダになったり乙女なのかよ!みたいな。キャラ枠です。

 

そして女性陣。女性陣に関してはそれぞれの服装にもキャラが表れているのでそれも合わせて観ていただきたい。

 

言わずと知れたレイチェル

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彼女はですね、なんていうか典型的な「女子」枠ですね。いや、頭はいいし芯はしっかりしてるし強い女性なんですけど、ちょっとルイスと似てるというか一番プライベートが外に出ちゃうタイプです。だから観てる人が女性だとしたら一番共感しやすいと思う。あと、ドラマの中で(マイクもそうだけど)どんどん成長していくのがいい。そしてね、レイチェルさん、スタイルがやばい。足の長さも細さも異常な上にものすごくお尻がきれい。横から見た時のスタイルが驚異的です。女の私でも目が離せなくなる。そんなレイチェルは基本タイトスカートにシャツスタイルです。一般人でもできるようなファッションスタイルなので真似したい人が多いのもうなずける(私もその一人)。

 

ジェシ

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この人は、舞台となる弁護士事務所のゴッドマザーです。すべての日本人女性に彼女の強さを分けてほしい、と思うぐらいに強くて美しい女性。その強さは自分が積み重ねてきた努力と経験によるものなのでハリボテ感はゼロ。男性弁護士がどんなに束になってかかっても絶対ジェシカには勝てないしジェシカならどうにかしてくれる、という絶対的安心感がある。あとたぶん目で人を殺す能力ある。ジェシカのファッションスタイルはスーツ・セットアップ・ワンピースなんですけど(着回しとかしない系)、どれもめちゃくちゃデザイン性が高くて一般人には着こなせないようなものばかりです。何気に一番オシャレだと思う。

 

ドナ

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さて、最後にして最強の女、ドナです。ハーヴィーの秘書役の女性なのですが、なんというか超能力があるのかなって言うぐらいになんでも先回りしてなんでも答えを持っている、という役どころ。このドラマの中では自信家が多いのですが、この人の自信家っぷりも観ていて気持ちいい。「男はみんな私が好きだし女はみんな私より下だし私のお願い事はみんな聞いてくれるし私にできないことはない」的な、文字にするとひたすら嫌な女なんだけど全然そんな感じがない。私がこのドラマで一番好きなのはドナです。ドナのファッションはほぼワンピーススタイル。日本人から見ると難易度高いものが多いけど、ジェシカに比べるとフェミニンで抑え目なので真似できるレベル。ただ真似したいなって思っても日本にはあまりないデザインのものが多いのでハマった方はネットで似たようなの探しましょう。

 

②そして、頭脳の天下一武道会

ドラマだ、ってわかって観てるんですよ。誰かが夜も寝ずに産みの苦しみにうんうん唸りながら産みだした素晴らしい脚本があるからこそ、息ができないぐらいの言葉の攻防戦や気の利いた返しがあったり、そんな作戦で来るのか!という裁判での反撃があったりするのは。でもね、私のいいところでもあるし悪いところでもあるんですけどドラマにハマると現実とフィクションの世界がごっちゃになるというか、もう登場人物たちの超超ハイレベルな頭脳の戦いに目がハートになるんですよ。かっこいい!!って。私は弁護士じゃないので実際にあり得るような設定で法律シーンが書かれているのかはわかりませんが、エンターテイメントとしては最高です。観ている間は自分が頭よくなったんじゃないかって思えます。

 

③最後に、金持ちの天下一武道会

お金がすべてとはいいませんが、お金で解決することやお金があるからこそ生まれる余裕とかお金があるからこそ触れられる美ってあるじゃないですか。主人公たちの事務所はニューヨークの大手、という設定なんですよ。と言うことはもうほんとクライアントたちは世界の大金持ちたち。だからクライアントも主人公たち(シニアクラスのジェシカ・ハーヴィー・ルイス等)もみんなまあ贅を尽くした暮らしをしているんですよ。 まず身に着けるものが一級品なのは観ていてわかるし、住んでいる家の内装のセンスの良さとか選ぶレストランとか。もう一度言うけどドラマですからね。いくらでも作れるのはわかってます。でもねー、ほんと観ていると気持ちいいです。アメリカドラマは使える費用も桁違いなので細かい部分までしっかりお金を使って世界を作りこめるの、いいですよねえ。

 

と、このドラマの天下一武道会レベルについてお目目をハートにして書いてみましたが。まあでもそんな天下一武道会祭りもいい脚本がなければ成り立たないわけで。このドラマ、緩急のつけ方と複数のストーリーラインの走らせ方がうまいんですわ!あと登場人物が男女問わずみんなかっこいいし腹が決まってるしいいこと言うんですよ。だから箱も中身も一級品という素晴らしいドラマになっている。

 

基本的にはシーズン初めの方は1~2話完結です。だけど大きな川の流れとしてシーズンもエピソードもがっつりつながってます。だから、絶対に途中のシーズンから見ないほうがいい。ダメ、絶対!私との約束!

というのも、現在各種動画配信サービスではシーズン6までを配信しているのですが、WOWOWでシーズン7やってるんですね。わたし、自宅では地上波しかないので(なぜならほとんどNetflixとHuluとAmazon Prime三種の神器で事足りているから)、先日実家に帰った時に母から言われてWOWOWの件は知ったのですが…。うちの母親、私があれだけ勧めたのにシーズン2ぐらいでドロップアウトしてたんですよ。な!の!に!突然「スーツのシーズン7やってるのよ~お母さん観てるんだけど」って言いだして。私の頭の中は「?#)'?????"=~$(&$(=#???#%&`+?*?'$$"/-?????」って感じでしたよ。そしたらうちの母親何をとち狂ったのか、シーズン3から6すっ飛ばして7観てるとか言うじゃないですか!!!目の前が真っ白ですよ。この人何言ってんの?みたいな。

ダメ、絶対!面白さ半減!!!!!!

 

 

 

とりあえずさ、たぶん絶対面白いから。だからみんなおとなしくシーズン1から観よ?で、ハーヴィーのイケメンさ具合について私と話しあいましょ♥

“BLACKJACK(ブラックジャック)”と結婚したかったあのころの幼い私を思い出す日曜の夜

タイトルの内容とずれますが、ひとつ前のエントリーを本当にたくさんの方に読んでいただきとてもありがたく思っております。またたくさんのコメントやスターもありがとうございました。コメントも全部読ませていただいております。が、私が思ったことはブログ内ですべて書いているので、コメントへの返信は敢えてしておりません。ご了承いただければありがたいです。

 

 

で…ですね…。

 

非常に申し訳ないのですが、あのエントリーはたまに発生するまじめなやつでしたがこのブログ、本来すごく軽いんですよ…。なのであのエントリーで読者登録してくださった方の通知が来るたびに「やっばい…本当に本当にありがたいけど、やばい。こんなふざけたブログなのにごめんなさいいいいい」って思ってます。でもありがとうございます!うれしい限りです!ほんとに!

 

…というわけで通常運行に戻ります。

 

突然ですがブラックジャックってめちゃくちゃかっこいいと思いません??

みんな知ってるこの人↓

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無免許ではあるものの、唯一無二の神業ともいえるテクニックにより世界中に名を知られる、天才外科医ブラック・ジャックを主人公に、「医療と生命」をテーマにそれぞれ据えた医療漫画である。

ブラック・ジャック - Wikipedia

はい、今回はみんな知ってる前提でお話しするからWikipediaからの引用貼っちゃいます。え、待ってよくわからないんだけどブラックジャックってどれくらい認知度高いの?当然みんな知ってる前提なんだけどそんなことないの?最近の若者たちは宇宙人だと思ってるぐらいよくわからないんですけど知らない人っているんすか?え?いるの?嘘でしょ?ごめんなさいそういう人はコミックス買って勉強してくれ、日本人の必修科目だ。

私はブラックジャックが大好きです。ほんとに大好きです。とりあえず一芸に秀で過ぎ。だって自分で自分のこと手術しちゃうとか頭おかしい(褒めてる)。あと、実は胸に熱いものを秘めているのにクールを装っちゃうところとか、情にもろくて助けが必要な人は絶対に助けてあげるところとか、偏見なく誰にでも感じ悪く接するけど心開くと意外といいヤツなところとか!!!小学校いっぱいぐらいはピノコになっていつもブラックジャックと一緒にいたい!ブラックジャックと結婚したい!たまに誘拐されて心配されたい!と思ってましたし、若白髪の男性を見るとブラックジャック!って思ってましたし、大人になった今でもラインのスタンプでブラックジャックはヘビロテしています。

 

私が子供の頃、我が家は本に関しては際限なく買い与えてくれる家だったのですが漫画(りぼんとかそういうやつ)となると自分のお小遣いで買わなくてはいけなかったんですよ。が、手塚治虫だけは別枠でした。週末となると父親と本屋に行っていたのですけど、本と手塚治虫作品だけはノーチェックで買ってくれたんですね。未だに何でなのか理由はわからないんですけどね。今度聞いてみようっと。そんなわけで、今でも私の実家にはせっせせっせと買ってもらった手塚治虫の文庫コミックスが本棚にほぼ揃ってます。ブラックジャックに至っては発作的に「あの話のあのシーンの本間先生のセリフがっ!!!読みたい!!!」となるのでKindleでも全部揃えています。これ、大切なライフハックです。おすすめです。

 

↓あの話のあのシーンの本間先生のセリフ

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とはいえ普段の生活で黒男さん!!って突然叫ぶわけでもないしまあそれなりに生活してる中でブラックジャックのこと常に考えてるかって言ったらそうではないわけじゃないですか。

 

 たださ、今期放映されている嵐・二宮和也氏主演の”ブラックペアン”を見てるとね、どうしてもブラックジャックのこと思い出しますよね…、ってぐらいブラックジャックによせてるドラマですよねあれ。原作読んでないのでドラマの印象だけですけど。タイトルも似てるし。

「一匹狼もの」「医療もの」「圧倒的天才」「金にがめつい」「心を許したピノコ的キャラ」etc...とかぶりまくりですよね。今のところ大きな特徴で2つほどブラックペアンにないのは「実は正義感が強くてやさしい」「体と心に癒えない傷がある」なんですけどこれどうなんですかねこれから出てくるんですかね(原作読めって話ですよね)。心の傷はありそうですけどね。

私は毎週ブラックペアンの二宮氏を見ながら、

「うわーーー、ニノやっぱ演技超上手いよなーなにやってもその人にしか見えないもんなー。」

などと思ってるのですが、同時に我が愛しのブラックジャックを思い出すわけですよ。

「うわーーー、この主人公めっちゃブラックジャック。超絶ブラックジャック。縫合早い!!!愛想悪い!俺様!うわーーー猫ちゃん(看護婦役。水谷豊さんの娘さんなんですってね。趣里さんという方らしい)完全にピノコ枠じゃん!」

という具合に。

 

で、こんなこと書いたら二宮氏のファンに怒られそうですが、私は二宮氏のことはとても演技のうまい素晴らしい俳優さんとしては大好きですが「好き!」って言う感情は持ったことないんですね。あえて言えば壁がべっとべとになってるのを放置してるようなきったない居酒屋で夜中の2時ぐらいにエンドレスで日本酒もしくは焼酎を飲みながら次の日の朝にはすっかり何話したか覚えてないぐらいのくだらない話をしたい感はある。

が。このブラックペアンの二宮氏の役柄、渡海先生に関しては「好き!」ってなるんですよ。だからなんだって話ですけど、観てると若かりしというか幼き頃の自分に戻ってしまうんですよね。もうね完全にピノコになるんですよ。横で器具出ししたいいいいいいい!一匹狼に心許されたいいいいいい!!!!!ってなるんですよ。

 

幼いころの刷り込みって恐ろしいですね。

 

私、ブラックジャック好きじゃなかったら渡海先生全然好きじゃないもんな、とそんなことを考え、でもブラックジャックが仮に現代日本にいたら絶対に苦労するから好きになっちゃいけないし結婚しちゃいけないタイプだよねー。と思いました。

 

①まずアイツ無免許医。これはあかん。最初っから法律違反。法律詳しくないけど法律違反してるの知ってて放置してたらなんかこちらも罪に問われますよね?確か。まあでもなんかあっても助けてくれるという絶対的安心感はある。とてつもなくある。それは否めない。

②ホウレンソウしてくれない。ブラックジャックって心配をかけまいと(あとたぶんめんどくさいから)ピノコに行き先つげないでどっか危ない国に手術しに行っちゃったりとかするじゃないですか。そんで誘拐されちゃったりとか。エキノコックスに寄生されちゃったりとか。たとえ結婚して夫婦だとしてもプライバシーというものはあるから共有したくない過去があるとかは全然いい。だけど今どこの国居るのかわからないし生きてるのかもわからない旦那は困る。

③家が辺鄙な場所にありすぎる。なんかあの人丘の上のボロ小屋みたいな家に住んでるじゃないですか。いや、ボロはいいんです全然。だってあの家思い入れありすぎて引っ越せないし。何が困るってどう考えてもあれは買い物するのに車必要ですよね?でも絶対あの家車一台しかないですよね?それってもうブラックジャックが車でどっか行っちゃったら私仕事いけないし買い物もいけないじゃん。たぶんバス停とかもなさそうだったし。そりゃ毎晩ボンカレーになるわよ!しょうがないわよ。

④でも好きだから全部許しちゃうと思われる。いやだってほんとに好きなんだもん。漫画の中のキャラに対してこういうこと言うのは気持ち悪いのかもしれないけど、ブラックジャックって一本筋通った生き方をしててほんとにかっこいいんだもん。世の中のルールじゃなくて自分の正義のために自分の持ってる力を使ってるんだもん。そんな人を支えられるんなら別に毎日ボンカレー食べるよ!でもカレー飽きるからお金ためてもう一台車買うよ!好きな人にはおいしいもの食べてほしいよ!

 

 

…やっぱ結局好きならなんでもいいんだな私。

ブラックジャックとならどんな苦労してもいいって思ってるな…。

 

 

小さな私がブラックジャックを好きになってくれたおかげで、私の心の中には今でもブラックジャックがいて、こんな殺伐とした世の中で、それはとっても幸せなことだと思うんですよ。エンターテイメントって人間の心になくてはならない栄養分だと思うので。

 

今の小さな子供はどんなヒーローを好きになって成長していくのかわからないけど、新鮮な心で栄養をしっかり取って大きくなってほしいよね。

 

そのためにも、私は将来大金持ちになったらブラックジャックを置いていない小学校の図書館にブラックジャックを寄付するブラックジャックババアとなり、ブラックジャック信者を大量生産することを今誓います。

 

正しい世界なんてない

すごい真面目なこと書きます。

面白いことは1つも言えません。

でも、もしよかったら、読んでもらえたらうれしいです。

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今回のTOKIO山口達也氏の強制わいせつ容疑報道を見て、思い出したことがある。

 

16歳の時、1ヶ月アメリカでホームステイをした。まだ英語が物珍しくて、英語ってすごいものなんだって思っていて、学校で習うぐらいしかわからない頃。そもそも親元離れて1ヶ月、は、なかなかハードルが高く親の許可をもらうのに何ヶ月もかかった。

 

でもその1ヶ月は私の人生に間違いなく大きな影響を与えた。

 

ホストファミリーや出会った友人、引率の先生。優しい人に囲まれ、私は洗いたてのタオルが水を吸うようにものすごいスピードで自分が触れる「アメリカ」の全てを吸収していた。

 

本当に毎日バーガーやらステーキを食べる生活。煮物なんてないから野菜と言ったらサラダかスープのみ。ビールを飲みたいが太りたくないからといって夕ご飯を食べないホストマザー。気にせず食べるホストファザー。

東京と違ってどこも驚くぐらい広い道を走る大きな車。

日本では見たこともないような大きな洗剤の箱(ボトルですらない)、日本で普段家にある牛乳パックなら3倍以上のサイズのガロンボトル。それらが置いてあるスーパーのサイズもアミューズメントパークのような大きさ。

授業中に先生が話してても御構い無しに質問をするクラスメイト。

ホームアローンの頃のマコーレカルキンにそっくりでとても可愛かったホストブラザーは、ホストマザーがいないときに「とっておきのおやつをこっそり食べよう」といってスイカぐらいある大きな瓶からピクルス丸々一本にかぶりついて美味しそうに食べ、私にも勧めてきた(当時私はピクルスが大の苦手で、もしかして私が作り笑いを学んだのはあのときだったのかもしれない)。

 

 何もかもが初めてだらけで本当に新鮮でキラキラしてた。

 

でも、そんな楽しいばかりの体験の中で、全く楽しくない、けどこれがアメリカなんだ、と私の脳みそに決して消えない焼印を押すようなことがあった。

 

ある日、同じグループで渡米していた友達に相談された。

ホストマザーとその「彼氏」の住む家にステイをしている彼女は、ホストマザーがいないときに限ってその彼氏に「アメリカ人は家の中ではブラジャーを外すものなんだ。だから君もブラジャーを外すべき」と言われる、と。そんなことを言う男性と家で二人きりになるのが怖くなってきたけどホストマザーには申し訳なくて言えないし、誰にも言えない、と。

あとからうっすらわかったのは、その「彼氏」はホストマザーの「ヒモ」だったし、ホストファミリーの中にはホストファミリーになることによってもらえる金銭を目的に受け入れをする人もいるということだったから、そのホストマザーは金銭が目的だったらしい、ということ。

そんなことは当時の私は知ることはなかったけれど、明らかに何かおかしいことが友達に起こっていることはわかった。どうにかしなくてはいけないと思った私は、拙い英語でホストマザーのレスリーに、アメリカ人は家の中でブラジャーを外すの?と聞いた。その時のレスリーの顔を私は忘れられない。この子は何を言ってるんだ?と、何かが起こってる、が一緒に現れた顔。

「そんなの個人の自由よ。でも、なにかあったの?」

レスリーは私に聞いた。何もないのにそんなこといきなり聞くわけない、なんて今ならわかるが当時の私は「何もない」と言い張った。でもさすがはアメリカ人女性、強かった。そこで引き下がるわけはなく、何があった?何もないのにそんなこといきなり聞くわけないわよね?と何度も聞かれた。そして私は友人のことを白状した。

私の拙い英語を聞き逃さないよう私の目を見て話を聞くレスリー、そして事情を察して言葉を失っているレスリー。暖炉もあるリビングで、落ち着かせるために私をソファーに座らせ、レスリーは私の手を握っていた。その時のレスリーの顔も私は一生忘れないだろう。なぜならレスリーの顔を見て事の重大さに気づいた私は最後には泣きじゃくっていたから。

「よく教えてくれたわね、ありがとう。」

と言われた。安堵した私にレスリーは続けた。

「あのね、私はこれから警察に電話をしなくてはいけないの。絶対にしなくてはいけないの。」

と言われた。私は友人に「絶対誰にも言わないで」と言われていたからそれはやめてほしい、レスリーだけでどうにかしてほしい、と訴えた。

レスリー

「この国ではね、力の弱い人に悪いことをすることは許されないの。あなたたちはまだ子供よ。そんなあなたたちにその「彼氏」がするようなことは絶対にしてはいけないの。彼は『Child molester(子供に性的いたずらをする人)』かもしれない。そんな人をほっておくわけにはいかないの」

と言った。

私は泣きながら、友達との約束を破りたくない、と訴えた。けどレスリーは聞いてくれなかった。

 

彼女は警察に電話をした。

 

私はレスリーが運転する車に乗り、パトカーの後ろについて友人が『Child molester』の男性とステイする家に向かった。何ができるわけでもないけど家に残っているなんてできなかった。助手席の窓に反射するライト。その場所へ無情にもわたしを運んでいくことを伝えるかのようにビュンビュン進む外の景色。家の前で無機質に、心を逆なでするようにピカピカと主張するパトカーのサイレンライト。それまで映画の中でしか見たことがなかったアメリカの警察官が無線で話す姿。うなだれたまま引きずられるように連行されパトカーに押し込まれる『Child molester』の男。女性警察官に抱きしめられるように抱えられて出てきた友人。彼女がわたしを見つけた時の目。約束を破ったわたしは責められると思ったけど彼女の目はわたしを睨みつけるでもなく脱力感で満たされていた。

自分の一言がきっかけとなって起こっている目の前の事態に、なぜか私はアメリカの力を感じた。

 

その後、友人は別のホストファミリーに移され、私たちは最後まで楽しくホームステイ期間を過ごした。正直、その後彼女になんて言われたのかだけ記憶がすっぽり抜けている。感謝されたのか、怒られたのか、その両方なのか。覚えてないけど楽しく過ごしたことは覚えているから私がしたことは間違えてなかったのだろう、と思う。

 

 

今回の山口達也氏の事件で、いろんな意見を目にする。

山口氏も悪いが、女子高生も悪い、という意見も目にする。

でも、16歳はまだ子供だと私は思う。

危険な目に合わないようにするためには、山口氏の家に行かなければよかった、とは、私も思う。でもその判断を16歳ができたかは私にはわからない。

なぜなら16歳だった私は「絶対に他の人には言わないで」という友人の告白を真に受けたから。

でも、私は間違っていたから。

あの時もし私がレスリーに質問しなかったら、レスリーが警察に電話しなかったら、私の友人はどうなっていたのだろうか。

考えたくもない。

 

 

すべての人にとって「正しい世界」なんてないと思う。

誰かにとっていい世界は他の誰かにとっての悪い世界かもしれないから。

だけど、今回の事件で、改めて、この世界が、力の弱い人が理不尽な目に合わないですむ世界になればいいな、と思った。

 

では。