One Of A Kind

ツイッターには長すぎるつぶやき、感想とか。エンタメ系はなるべくネタバレはしないことを信条にしてます。

人生をかけた仁義なき戦い(対:自分)

かばんのね。中身が。多いんですよ。重いんですよ。

もうね、中学生ぐらいからそうだったの。

高校の時なんて学校指定の革バッグ、重すぎて持ち手がちぎれたから。修理出して卒業までなんとか使ったけど。

大学生になってからも、なんかいつもいろいろ持ってるもんだから周りからはドラえもんバッグ(四次元ポケット的な)の人、って呼ばれてたしな!さすがに爪切り持ってる?って言われた時には「ごめん」ってなったけど。

旅行の荷物も超多くて、高校生の頃にはすでにその辺のプロには負けないパッキングスキルがめちゃくちゃつきました。これ、荷物は多いがスーツケースのサイズは決まっているのでパズルのようにきれいにはめ込んですべて収納する方法を学んだってことなんですけど、でもねこれもビジネスクラスなら役に立つけど今じゃエコノミークラスだと重量制限23Kgだから全然役立たなくなってしまったよね。私4〜5泊旅行用みたいな一般的なサイズのスーツケース、普通に詰めたら40キロぐらい余裕で行けちゃうもん。23キロ超えるとでかでかと「HEAVY」ってタグ付けられるから恥ずかしいよね。旅慣れた人って荷物そのものが少なくて颯爽としてるのに、そうはなれないんですよね…。

で、だからといって別に荷物が多いのがすごい嫌、とかじゃないんですけど、いろいろ困ることが多いんですよね。

 

①荷物が重いし鞄の嵩が常に大きめ。

とりあえずこれはまあすぐわかりますよね。

毎日筋トレできてることになるからまあいいかも!って思おうとしたけど、かばんって(女の人は特に)肩に掛けること多いんですよね。

だから、筋トレにならないどころかすんごい肩こり。

マッサージとかスパとか行くと「お荷物お部屋(ベッド)までお持ちします」ってきれいなお姉さんに言われるじゃないですか。あれ、私はとりあえず一旦断ります、「あ、すっごい重いんで大丈夫です」って。そうすると、「いやいやいや、お客さんよ、こっちも肉体労働してるんだからまあマッサージしにくるような弱ってる女の荷物など屁でもないわという心のセリフを吐きつつ)いえいえ、お持ちしますよ~」ってなるんですよ。え、じゃあいいよ持てるんなら持ってみろや!ってなって(嘘です重いからホントは持ちたくないから嬉しいです)、渡した瞬間のあの美女たちのお顔ったら!「嘘・・・・だ ろ・・・」みたいな、予想外の攻撃をされた時のベジータみたいな顔。でもってそれに続いて「いやこんな重いもんもって歩いてたらそりゃ体中ばっきばきになるわよ!アホか!という心のセリフを吐きつつ)ほんとですね~、お鞄重たいですね~ニコニコ」ってなるんです。

あと仕事の帰りに夕飯の買い物なんてして、1Lの牛乳だのヨーグルトだの重いもの買っちゃった日には!

通常のバッグ(重い)と、エコバッグ(重い)の戦い!

修行。修行というか苦行。

スーパーから家までの道のり心を無に、白目で帰ってる。

毎日自分の荷物の重さに家に帰るとグッタリだよ!

 

②なんとなくおしゃれじゃない

荷物が多いのって重量質量を除けば便利なんですよ。だっているもの全部入ってるんだもん。

わかりやすく言えば、冬にこたつ上及び周辺に必要なものすべておいて動かなくて済むあの楽園状態。リモコンと携帯と漫画と飲み物とおやつとみかんは最低限。アイスクリームだけ取りに行かなきゃいけないのが難点だけど他は不満なし。

だからね、私こたつもって歩いてるみたいなものなんですよ。そりゃ大きいはずだよね。

だけど、今書いてて気づいたけど、ソーイングセットとかそういう女子力高いし好きな男に使えたらクリティカルヒット繰り出せるものは入ってない。残念。

 

③モテないらしい

これは昔男友達に言われました。データはとっていないので真偽のほどは知らず。とりあえず、ああそうでしょうねきっとそうでしょうね!、と、開き直りました。

 

そんなわけで鞄が重いままここまでの人生やってきちゃったんだけど、そろそろ鞄の重さに起因する疲れに負けてしまうようになってきたので、今、リハビリというかトレーニングをしています。普通の人にしたらそれでも大きいのだろうけど、いわゆる普通のハンドバッグの大きさのバッグにしてます。ここ数年。続いてるのすごくないですか?!今のところこのかばんの中はテトリスなのかな?って言うぐらいに空いたスペースはなく詰め詰めになってますが何とか納まってます。

このままトレーニングを重ね、最終目標は多分携帯電話とリップぐらいしか入らないよね?って感じの英国王室の女性たちが持っているようなクラッチバックです。私もメーガン妃やキャサリン妃のようになるわけです!!なので誰か荷物を少なくする裏ワザ教えてください!

 

では。

“SUITS(スーツ)”

SUITS(スーツ)というアメリカドラマを知ってる方、先日ハリー王子とご結婚されたメーガン(・マークル)妃効果で知った、というパターンが多いのかな、と思っているのですが。

小さい自慢ですが私は婚約報道がでるずううううっと前からSUITSを見てメーガン妃に目を付けておりました。というかそもそもSUITSというドラマが面白すぎるんですよ。捨てるところがない。

 

f:id:oneofakind:20180621130738j:plain

www.suits-tv.jp

ニューヨークの大手法律事務所を舞台に、若き敏腕弁護士と天才的な頭脳を持つ青年がタッグを組み、様々な訴訟へと果敢に挑んでいく「SUITS/スーツ」。2011年6月23日にアメリNBC参加のUSAネットワークで放送されるやいなや、初回視聴者数460万人を記録した大ヒットドラマだ。日本でも海外ドラマやファッション通を中心に早くから注目を集めていた本作には一流のスタッフ、キャスタが集結している。企画・製作総指揮・脚本は、エミー賞を何度も獲得した名作「Hey!レイモンド」を長年プロダクション・スタッフとして支えた気鋭のクリエイター、アーロン・コーシュ。同じく製作総指揮として、映画「ボーン・アイデンティティー」シリーズ3部作に加え、人気急上昇中のスパイ・アクションドラマ「コバート・アフェア」を手掛けたダグ・リーマンが参加。ニューヨーク・マンハッタンを舞台に、リーガルドラマでありながら、法廷シーンはほとんど登場しないという、これまでの作品とは一線を画す爽快なサクセスストーリーを生み出している。

 

まあ一言でいえばニューヨーク大手弁護士事務所でのあれやこれや、なんですが。物語のコアとなる大きなエピソードがあるのですが、公式サイトのあらすじ説明(↑)にそのことが触れられてないのでわたしも触れません。

で、そんな!ここここんな!エキサイティングな世界がこの世にあるのだろうかっ!ってぐらいにずっとアドレナリンが出っ放しになるドラマです。これホントまじで。寝る前に見始めるとだいたい朝の4時とかになってて眠さの限界で寝落ちすることになって朝、後悔します。途中で止められない。一話終わると次が見たくなるから。あと電車の中で見てると大体乗り過ごします。夢中になっちゃって。別に誰も国をかけた戦いしたりゾンビ出て来たり地球外生命体が襲ってきたりとかしないんですけどね。

 

なにがそんなにすごいかって、このドラマ、天下一武道会祭りなんですよ。

 

①まず、美の天下一武道会

 メーガン妃効果で一気に日本での注目度が上がったSUITSですが、その前から結構いろんな人がネット上でメーガン妃が演じるレイチェル含め主要人物のファッションやメイクについての記事をよくみておりました。このドラマ、メインの人物は一人を除いて「美しい」設定だし実際みんなイケメン美女なんですよ。

 

まずは男性陣

 

主人公のハービィー。

f:id:oneofakind:20180621120548j:plain

とにかくね、かっこいいの。連戦連勝のスーパー弁護士。日本のドラマで言うならドクターXの大門未知子ですね。超自信家で人の気持ちなんてお構いなしの男なのですがとにかくチャーミングで自分の魅力も知っているんですよ。こんなの目の前来たら女性は一発で落ちるな、という。完璧なスタイルで仕立てのいいスーツを着こなしてほんとにかっこいい。物語が進むにつれて当然人間なので弱い部分が出てきたりするんですがそれもまた魅力を増します。

静止画より動画の方がもっとかっこいいよ!

 

もう一人の主人公のマイク。

f:id:oneofakind:20180621130755j:plain

あれ、もしかしたらこっちがメインでハーヴィーが2人目の主人公なのかも?まあいいや私の好み順で。この人もね、かっこいいんですよ。お顔だけで言ったらハーヴィーよりきれいだよね。ただ、私の好みではないからそんなに言いたいことはない笑 なんていうかそんなに個性は強くないから主人公として周りのあくの強いキャラの中和剤になっている笑、し、ドラマが進むにつれて彼が成長していくのはとてもいい。

 

ルイス。

f:id:oneofakind:20180621130810j:plain

彼はね、ドラマの中では不細工不細工いわれて本人もそう思ってそれに縛られているような役です。ドラマのメインキャラ6人のうちで唯一の「美しい」ではない設定の役で一番癖が強い。え?ほんとに弁護士?みたいなこととか平気でします笑 でもねー、観てるうちに愛らしく思えてくるんですよこのルイスさん。頭はすごくいいんだけどいまいち最後の詰めが甘かったり理解できないこだわりがあったりプライベートに振り回されて仕事がグダグダになったり乙女なのかよ!みたいな。キャラ枠です。

 

そして女性陣。女性陣に関してはそれぞれの服装にもキャラが表れているのでそれも合わせて観ていただきたい。

 

言わずと知れたレイチェル

f:id:oneofakind:20180621131127j:plain

彼女はですね、なんていうか典型的な「女子」枠ですね。いや、頭はいいし芯はしっかりしてるし強い女性なんですけど、ちょっとルイスと似てるというか一番プライベートが外に出ちゃうタイプです。だから観てる人が女性だとしたら一番共感しやすいと思う。あと、ドラマの中で(マイクもそうだけど)どんどん成長していくのがいい。そしてね、レイチェルさん、スタイルがやばい。足の長さも細さも異常な上にものすごくお尻がきれい。横から見た時のスタイルが驚異的です。女の私でも目が離せなくなる。そんなレイチェルは基本タイトスカートにシャツスタイルです。一般人でもできるようなファッションスタイルなので真似したい人が多いのもうなずける(私もその一人)。

 

ジェシ

f:id:oneofakind:20180621131144j:plain

この人は、舞台となる弁護士事務所のゴッドマザーです。すべての日本人女性に彼女の強さを分けてほしい、と思うぐらいに強くて美しい女性。そしてその強さは自分が積み重ねてきた努力と経験によるものなのでハリボテ感はゼロ。ホントにかっこいい!男性弁護士がどんなに束になってかかっても絶対ジェシカには勝てないし最後はジェシカならどうにかしてくれる、という絶対的安心感がある。あとたぶん目で人を殺す能力ある。ジェシカのファッションスタイルはスーツ・セットアップ・ワンピースなんですけど(お金持ち過ぎて着回しとかしない系)、どれもめちゃくちゃデザイン性が高くて一般人には着こなせないようなものばかりです。何気に一番オシャレだと思う。

 

ドナ

f:id:oneofakind:20180621131208j:plain

さて、最後にして最強の女、ドナです。ハーヴィーの秘書役の女性なのですが、なんというか超能力があるのかなって言うぐらいになんでも先回りしてなんでも答えを持っている、という役どころ。このドラマの中では自信家が多いのですが、この人の自信家っぷりも観ていて気持ちいい。「男はみんな私が好きだし女はみんな私より下だし私のお願い事はみんな聞いてくれるし私にできないことはない」的な、文字にするとひたすら嫌な女なんだけど全然そんな感じがない。私、このドラマに出てくるメインキャスト全員好きなんですけど、中でも一番好きなのはドナです。ドナのファッションはほぼワンピーススタイル。日本人から見ると難易度高いものが多いけど、ジェシカに比べるとフェミニンで抑え目なので真似できるレベル。ただ真似したいなって思っても日本にはあまりないデザインのものが多いのでハマった方はネットで似たようなの探しましょう。

 

②そして、頭脳の天下一武道会

ドラマだ、ってわかって観てるんですよ。誰かが夜も寝ずに産みの苦しみにうんうん唸りながら産みだした素晴らしい脚本があるからこそ、息ができないぐらいの言葉の攻防戦や気の利いた返しがあったり、そんな作戦で来るのか!という裁判での反撃があったりするのは。でもね、私のいいところでもあるし悪いところでもあるんですけどドラマにハマると現実とフィクションの世界がごっちゃになるというか、もう登場人物たちの超超ハイレベルな頭脳の戦いに目がハートになるんですよ。かっこいい!!って。私は弁護士じゃないので実際にあり得るような設定で法律シーンが書かれているのかはわかりませんが、エンターテイメントとしては最高です。観ている間は自分が頭よくなったんじゃないかって思えます。

 

③最後に、金持ちの天下一武道会

お金がすべてとはいいませんが、お金で解決することやお金があるからこそ生まれる余裕とかお金があるからこそ触れられる美ってあるじゃないですか。主人公たちの事務所はニューヨークの大手、という設定なんですよ。と言うことはもうほんとクライアントたちは世界有数の大金持ちたち。だからクライアントも主人公たち(シニアクラスのジェシカ・ハーヴィー・ルイス等)もみんなまあ贅を尽くした暮らしをしているんですよ。 まず身に着けるものが一級品なのは画面越しでも観ていてわかるし、住んでいる家の内装のセンスの良さとか選ぶレストランとかも。もう一度言うけどドラマですからね。いくらでも作れるのはわかってます。でもねー、ほんと観ていると気持ちいいです。観ているだけでも気持ちいいです。アメリカドラマは使える費用も桁違いなので細かい部分までしっかりお金を使って世界を作りこめるの、いいですよねえ。視聴時間に対するコスパがいい。

 

と、このドラマの天下一武道会レベルについてお目目をハートにして書いてみました。まあでもそんな天下一武道会祭りもいい脚本がなければ成り立たないわけで。このドラマ、緩急のつけ方と複数のストーリーラインの走らせ方がうまいんですわ!あと登場人物が男女問わずみんなかっこいいし腹が決まってるしいいこと言うんですよ。だから箱も中身も一級品という素晴らしいドラマになっている。

 

基本的にはシーズン初めの方は1~2話完結です。だけど大きな川の流れとしてシーズンもエピソードもがっつりつながってます。だから、絶対に途中のシーズンから見ないほうがいい。ダメ、絶対!私との約束!

というのも、現在各種動画配信サービスではシーズン6までを配信しているのですが、WOWOWでシーズン7やってるんですね。わたし、自宅では地上波しかないので(なぜならほとんどNetflixとHuluとAmazon Prime三種の神器で事足りているから)、先日実家に帰った時に母から言われてWOWOWの件は知ったのですが…。うちの母親、私があれだけ勧めたのにシーズン2ぐらいでドロップアウトしてたんですよ。な!の!に!突然「スーツのシーズン7やってるのよ~お母さん観てるんだけど」って言いだして。私の頭の中は「?#)'?????"=~$(&$(=#???#%&`+?*?'$$"/-?????」って感じに。そしたらなんとうちの母親何をとち狂ったのか、シーズン3から6すっ飛ばして7観てるとか言うじゃないですか!!!目の前が真っ白ですよ。この人何言ってんの?みたいな。

ダメ、絶対!面白さ半減!!!!!!

 

 

 

とりあえずさ、たぶん絶対面白いから。だからみんなおとなしくシーズン1から観よ?で、ハーヴィーのイケメンさ具合について私と話しあいましょ♥

“BLACKJACK(ブラックジャック)”と結婚したかったあのころの幼い私を思い出す日曜の夜

タイトルの内容とずれますが、ひとつ前のエントリーを本当にたくさんの方に読んでいただきとてもありがたく思っております。またたくさんのコメントやスターもありがとうございました。コメントも全部読ませていただいております。が、私が思ったことはブログ内ですべて書いているので、コメントへの返信は敢えてしておりません。ご了承いただければありがたいです。

 

 

で…ですね…。

 

非常に申し訳ないのですが、あのエントリーはたまに発生するまじめなやつでしたがこのブログ、本来すごく軽いんですよ…。なのであのエントリーで読者登録してくださった方の通知が来るたびに「やっばい…本当に本当にありがたいけど、やばい。こんなふざけたブログなのにごめんなさいいいいい」って思ってます。でもありがとうございます!うれしい限りです!ほんとに!

 

…というわけで通常運行に戻ります。

 

突然ですがブラックジャックってめちゃくちゃかっこいいと思いません??

みんな知ってるこの人↓

f:id:oneofakind:20180514165315j:plain

無免許ではあるものの、唯一無二の神業ともいえるテクニックにより世界中に名を知られる、天才外科医ブラック・ジャックを主人公に、「医療と生命」をテーマにそれぞれ据えた医療漫画である。

ブラック・ジャック - Wikipedia

はい、今回はみんな知ってる前提でお話しするからWikipediaからの引用貼っちゃいます。え、待ってよくわからないんだけどブラックジャックってどれくらい認知度高いの?当然みんな知ってる前提なんだけどそんなことないの?最近の若者たちは宇宙人だと思ってるぐらいよくわからないんですけど知らない人っているんすか?え?いるの?嘘でしょ?ごめんなさいそういう人はコミックス買って勉強してくれ、日本人の必修科目だ。

私はブラックジャックが大好きです。ほんとに大好きです。とりあえず一芸に秀で過ぎ。だって自分で自分のこと手術しちゃうとか頭おかしい(褒めてる)。あと、実は胸に熱いものを秘めているのにクールを装っちゃうところとか、情にもろくて助けが必要な人は絶対に助けてあげるところとか、偏見なく誰にでも感じ悪く接するけど心開くと意外といいヤツなところとか!!!小学校いっぱいぐらいはピノコになっていつもブラックジャックと一緒にいたい!ブラックジャックと結婚したい!たまに誘拐されて心配されたい!と思ってましたし、若白髪の男性を見るとブラックジャック!って思ってましたし、大人になった今でもラインのスタンプでブラックジャックはヘビロテしています。

 

私が子供の頃、我が家は本に関しては際限なく買い与えてくれる家だったのですが漫画(りぼんとかそういうやつ)となると自分のお小遣いで買わなくてはいけなかったんですよ。が、手塚治虫だけは別枠でした。週末となると父親と本屋に行っていたのですけど、本と手塚治虫作品だけはノーチェックで買ってくれたんですね。未だに何でなのか理由はわからないんですけどね。今度聞いてみようっと。そんなわけで、今でも私の実家にはせっせせっせと買ってもらった手塚治虫の文庫コミックスが本棚にほぼ揃ってます。ブラックジャックに至っては発作的に「あの話のあのシーンの本間先生のセリフがっ!!!読みたい!!!」となるのでKindleでも全部揃えています。これ、大切なライフハックです。おすすめです。

 

↓あの話のあのシーンの本間先生のセリフ

f:id:oneofakind:20180528164650j:plain

 

とはいえ普段の生活で黒男さん!!って突然叫ぶわけでもないしまあそれなりに生活してる中でブラックジャックのこと常に考えてるかって言ったらそうではないわけじゃないですか。

 

 たださ、今期放映されている嵐・二宮和也氏主演の”ブラックペアン”を見てるとね、どうしてもブラックジャックのこと思い出しますよね…、ってぐらいブラックジャックによせてるドラマですよねあれ。原作読んでないのでドラマの印象だけですけど。タイトルも似てるし。

「一匹狼もの」「医療もの」「圧倒的天才」「金にがめつい」「心を許したピノコ的キャラ」etc...とかぶりまくりですよね。今のところ大きな特徴で2つほどブラックペアンにないのは「実は正義感が強くてやさしい」「体と心に癒えない傷がある」なんですけどこれどうなんですかねこれから出てくるんですかね(原作読めって話ですよね)。心の傷はありそうですけどね。

私は毎週ブラックペアンの二宮氏を見ながら、

「うわーーー、ニノやっぱ演技超上手いよなーなにやってもその人にしか見えないもんなー。」

などと思ってるのですが、同時に我が愛しのブラックジャックを思い出すわけですよ。

「うわーーー、この主人公めっちゃブラックジャック。超絶ブラックジャック。縫合早い!!!愛想悪い!俺様!うわーーー猫ちゃん(看護婦役。水谷豊さんの娘さんなんですってね。趣里さんという方らしい)完全にピノコ枠じゃん!」

という具合に。

 

で、こんなこと書いたら二宮氏のファンに怒られそうですが、私は二宮氏のことはとても演技のうまい素晴らしい俳優さんとしては大好きですが「好き!」って言う感情は持ったことないんですね。あえて言えば壁がべっとべとになってるのを放置してるようなきったない居酒屋で夜中の2時ぐらいにエンドレスで日本酒もしくは焼酎を飲みながら次の日の朝にはすっかり何話したか覚えてないぐらいのくだらない話をしたい感はある。

が。このブラックペアンの二宮氏の役柄、渡海先生に関しては「好き!」ってなるんですよ。だからなんだって話ですけど、観てると若かりしというか幼き頃の自分に戻ってしまうんですよね。もうね完全にピノコになるんですよ。横で器具出ししたいいいいいいい!一匹狼に心許されたいいいいいい!!!!!ってなるんですよ。

 

幼いころの刷り込みって恐ろしいですね。

 

私、ブラックジャック好きじゃなかったら渡海先生全然好きじゃないもんな、とそんなことを考え、でもブラックジャックが仮に現代日本にいたら絶対に苦労するから好きになっちゃいけないし結婚しちゃいけないタイプだよねー。と思いました。

 

①まずアイツ無免許医。これはあかん。最初っから法律違反。法律詳しくないけど法律違反してるの知ってて放置してたらなんかこちらも罪に問われますよね?確か。まあでもなんかあっても助けてくれるという絶対的安心感はある。とてつもなくある。それは否めない。

②ホウレンソウしてくれない。ブラックジャックって心配をかけまいと(あとたぶんめんどくさいから)ピノコに行き先つげないでどっか危ない国に手術しに行っちゃったりとかするじゃないですか。そんで誘拐されちゃったりとか。エキノコックスに寄生されちゃったりとか。たとえ結婚して夫婦だとしてもプライバシーというものはあるから共有したくない過去があるとかは全然いい。だけど今どこの国居るのかわからないし生きてるのかもわからない旦那は困る。

③家が辺鄙な場所にありすぎる。なんかあの人丘の上のボロ小屋みたいな家に住んでるじゃないですか。いや、ボロはいいんです全然。だってあの家思い入れありすぎて引っ越せないし。何が困るってどう考えてもあれは買い物するのに車必要ですよね?でも絶対あの家車一台しかないですよね?それってもうブラックジャックが車でどっか行っちゃったら私仕事いけないし買い物もいけないじゃん。たぶんバス停とかもなさそうだったし。そりゃ毎晩ボンカレーになるわよ!しょうがないわよ。

④でも好きだから全部許しちゃうと思われる。いやだってほんとに好きなんだもん。漫画の中のキャラに対してこういうこと言うのは気持ち悪いのかもしれないけど、ブラックジャックって一本筋通った生き方をしててほんとにかっこいいんだもん。世の中のルールじゃなくて自分の正義のために自分の持ってる力を使ってるんだもん。そんな人を支えられるんなら別に毎日ボンカレー食べるよ!でもカレー飽きるからお金ためてもう一台車買うよ!好きな人にはおいしいもの食べてほしいよ!

 

 

…やっぱ結局好きならなんでもいいんだな私。

ブラックジャックとならどんな苦労してもいいって思ってるな…。

 

 

小さな私がブラックジャックを好きになってくれたおかげで、私の心の中には今でもブラックジャックがいて、こんな殺伐とした世の中で、それはとっても幸せなことだと思うんですよ。エンターテイメントって人間の心になくてはならない栄養分だと思うので。

 

今の小さな子供はどんなヒーローを好きになって成長していくのかわからないけど、新鮮な心で栄養をしっかり取って大きくなってほしいよね。

 

そのためにも、私は将来大金持ちになったらブラックジャックを置いていない小学校の図書館にブラックジャックを寄付するブラックジャックババアとなり、ブラックジャック信者を大量生産することを今誓います。

 

正しい世界なんてない

すごい真面目なこと書きます。

面白いことは1つも言えません。

でも、もしよかったら、読んでもらえたらうれしいです。

******************************************************

 

今回のTOKIO山口達也氏の強制わいせつ容疑報道を見て、思い出したことがある。

 

16歳の時、1ヶ月アメリカでホームステイをした。まだ英語が物珍しくて、英語ってすごいものなんだって思っていて、学校で習うぐらいしかわからない頃。そもそも親元離れて1ヶ月、は、なかなかハードルが高く親の許可をもらうのに何ヶ月もかかった。

 

でもその1ヶ月は私の人生に間違いなく大きな影響を与えた。

 

ホストファミリーや出会った友人、引率の先生。優しい人に囲まれ、私は洗いたてのタオルが水を吸うようにものすごいスピードで自分が触れる「アメリカ」の全てを吸収していた。

 

本当に毎日バーガーやらステーキを食べる生活。煮物なんてないから野菜と言ったらサラダかスープのみ。ビールを飲みたいが太りたくないからといって夕ご飯を食べないホストマザー。気にせず食べるホストファザー。

東京と違ってどこも驚くぐらい広い道を走る大きな車。

日本では見たこともないような大きな洗剤の箱(ボトルですらない)、日本で普段家にある牛乳パックなら3倍以上のサイズのガロンボトル。それらが置いてあるスーパーのサイズもアミューズメントパークのような大きさ。

授業中に先生が話してても御構い無しに質問をするクラスメイト。

ホームアローンの頃のマコーレカルキンにそっくりでとても可愛かったホストブラザーは、ホストマザーがいないときに「とっておきのおやつをこっそり食べよう」といってスイカぐらいある大きな瓶からピクルス丸々一本にかぶりついて美味しそうに食べ、私にも勧めてきた(当時私はピクルスが大の苦手で、もしかして私が作り笑いを学んだのはあのときだったのかもしれない)。

 

 何もかもが初めてだらけで本当に新鮮でキラキラしてた。

 

でも、そんな楽しいばかりの体験の中で、全く楽しくない、けどこれがアメリカなんだ、と私の脳みそに決して消えない焼印を押すようなことがあった。

 

ある日、同じグループで渡米していた友達に相談された。

ホストマザーとその「彼氏」の住む家にステイをしている彼女は、ホストマザーがいないときに限ってその彼氏に「アメリカ人は家の中ではブラジャーを外すものなんだ。だから君もブラジャーを外すべき」と言われる、と。そんなことを言う男性と家で二人きりになるのが怖くなってきたけどホストマザーには申し訳なくて言えないし、誰にも言えない、と。

あとからうっすらわかったのは、その「彼氏」はホストマザーの「ヒモ」だったし、ホストファミリーの中にはホストファミリーになることによってもらえる金銭を目的に受け入れをする人もいるということだったから、そのホストマザーは金銭が目的だったらしい、ということ。

そんなことは当時の私は知ることはなかったけれど、明らかに何かおかしいことが友達に起こっていることはわかった。どうにかしなくてはいけないと思った私は、拙い英語でホストマザーのレスリーに、アメリカ人は家の中でブラジャーを外すの?と聞いた。その時のレスリーの顔を私は忘れられない。この子は何を言ってるんだ?と、何かが起こってる、が一緒に現れた顔。

「そんなの個人の自由よ。でも、なにかあったの?」

レスリーは私に聞いた。何もないのにそんなこといきなり聞くわけない、なんて今ならわかるが当時の私は「何もない」と言い張った。でもさすがはアメリカ人女性、強かった。そこで引き下がるわけはなく、何があった?何もないのにそんなこといきなり聞くわけないわよね?と何度も聞かれた。そして私は友人のことを白状した。

私の拙い英語を聞き逃さないよう私の目を見て話を聞くレスリー、そして事情を察して言葉を失っているレスリー。暖炉もあるリビングで、落ち着かせるために私をソファーに座らせ、レスリーは私の手を握っていた。その時のレスリーの顔も私は一生忘れないだろう。なぜならレスリーの顔を見て事の重大さに気づいた私は最後には泣きじゃくっていたから。

「よく教えてくれたわね、ありがとう。」

と言われた。安堵した私にレスリーは続けた。

「あのね、私はこれから警察に電話をしなくてはいけないの。絶対にしなくてはいけないの。」

と言われた。私は友人に「絶対誰にも言わないで」と言われていたからそれはやめてほしい、レスリーだけでどうにかしてほしい、と訴えた。

レスリー

「この国ではね、力の弱い人に悪いことをすることは許されないの。あなたたちはまだ子供よ。そんなあなたたちにその「彼氏」がするようなことは絶対にしてはいけないの。彼は『Child molester(子供に性的いたずらをする人)』かもしれない。そんな人をほっておくわけにはいかないの」

と言った。

私は泣きながら、友達との約束を破りたくない、と訴えた。けどレスリーは聞いてくれなかった。

 

彼女は警察に電話をした。

 

私はレスリーが運転する車に乗り、パトカーの後ろについて友人が『Child molester』の男性とステイする家に向かった。何ができるわけでもないけど家に残っているなんてできなかった。助手席の窓に反射するライト。その場所へ無情にもわたしを運んでいくことを伝えるかのようにビュンビュン進む外の景色。家の前で無機質に、心を逆なでするようにピカピカと主張するパトカーのサイレンライト。それまで映画の中でしか見たことがなかったアメリカの警察官が無線で話す姿。うなだれたまま引きずられるように連行されパトカーに押し込まれる『Child molester』の男。女性警察官に抱きしめられるように抱えられて出てきた友人。彼女がわたしを見つけた時の目。約束を破ったわたしは責められると思ったけど彼女の目はわたしを睨みつけるでもなく脱力感で満たされていた。

自分の一言がきっかけとなって起こっている目の前の事態に、なぜか私はアメリカの力を感じた。

 

その後、友人は別のホストファミリーに移され、私たちは最後まで楽しくホームステイ期間を過ごした。正直、その後彼女になんて言われたのかだけ記憶がすっぽり抜けている。感謝されたのか、怒られたのか、その両方なのか。覚えてないけど楽しく過ごしたことは覚えているから私がしたことは間違えてなかったのだろう、と思う。

 

 

今回の山口達也氏の事件で、いろんな意見を目にする。

山口氏も悪いが、女子高生も悪い、という意見も目にする。

でも、16歳はまだ子供だと私は思う。

危険な目に合わないようにするためには、山口氏の家に行かなければよかった、とは、私も思う。でもその判断を16歳ができたかは私にはわからない。

なぜなら16歳だった私は「絶対に他の人には言わないで」という友人の告白を真に受けたから。

でも、私は間違っていたから。

あの時もし私がレスリーに質問しなかったら、レスリーが警察に電話しなかったら、私の友人はどうなっていたのだろうか。

考えたくもない。

 

 

すべての人にとって「正しい世界」なんてないと思う。

誰かにとっていい世界は他の誰かにとっての悪い世界かもしれないから。

だけど、今回の事件で、改めて、この世界が、力の弱い人が理不尽な目に合わないですむ世界になればいいな、と思った。

 

では。

 

”JESSICA JONES(ジェシカ・ジョーンズ)”

ジェシカ・ジョーンズ 」というNetflixのオリジナルドラマがあるのですが。

 

www.netflix.com

 

これ、


①スーパーヒーローもの(MARVEL)
②超能力系(私が好きなドラマで言うと日本ドラマのSPECとかアメリカドラマのHEROES
③タフな女性ヒロイン(まあアメリカドラマとか警察物は大体強い女性が出てきますけど、HOMELANDとかX-FILESとか、あと日本のドラマだとストロベリーナイトとかみたいな作品)

が好きな人にはねえ、見てないならすぐに観なよ!と大声でお伝えしたい。

 

私はですね、シーズン1を日本で配信するに当たってやっていた予告編↓を見て

 

youtu.be

 

「タフだけど実は繊細で傷ついてる女探偵ヒロイン物!で、MARVELだからスーパーパワー系ね。しかもダークヒーロー系!(そういうの好き)、おもしろそう。」ぐらいに思ったんですね。ただ、日々の生活で忙しくしてるとこういう動画配信サービスの作品って後回しになるじゃないですか。それでしばらく忘れてて、ふと思い出して一話目をみたんですが、もう終わりでした。止まらん。

私は正直予告の内容すら結構前に見たためほぼ忘れており、最初の方はジェシカの動きを見て「???」、戦ってる相手が何者なのかも「???」状態なぐらい前情報なく観たんです。予告編ぐらいの知識はあってもいいかもしれないけどたぶんなるべく何も知らないほうが面白いです。またいつもの見てほしいのにネタバレしたくないからつらい状態ですよ私。言いたい、でも言いたくない。だってちょっとづつ敵の「なにが」脅威なのか、とか、どれくらいジェシカのポジションが絶望的なのか、とかがわかってくるとあなたはこのドラマにハマるから。うっわ~そう来るかあああああ!ってなるんです。私がそうだったから!ちなみにNetflixやHuluのような動画サービスやDVDがいいのは巻き戻しができること!!!わかんなかったら巻き戻してもう一回観ればいいんです。

 

そんなわけで私の中のネタバレできない度はかなり高めなので(というか結構いろんなサイトはWikiをはじめめちゃくちゃネタバレしてますけど)、このドラマのなにより一番の魅力であるジェシカちゃんについて。

 

ジェシカちゃん、やばい①

麦茶を飲むようにウイスキーをラッパ飲み。ホント、日本の夏といえば麦茶!のノリで「ちょっと喉乾いちゃった」みたいな感じでウイスキー飲むんですよ。ノンアルコール飲んでるのほとんど見ない。ねえねえ、いくら白人種の人はお酒強いとはいえそんなに飲んだら長期的に肝臓壊すし、何よりジェシカちゃん?あなた、何にも食べてないけど、胃、大丈夫なの?って観ててストーリーが入ってこなくなるレベルに大酒飲み。蟒蛇。

 

ジェシカちゃん、やばい②

ジェシカ様の神憑ったガサツっぷりは観ていて気持ち良くなるレベルです。ジェシカちゃんは、簡単に言うと怪力女なんですね。これは予告でも言ってるしそもそもの大前提なんですけど。いや大前提なのはわかるし怪力だからうっかり物を壊しちゃう、とかあると思うんですけどなんていうか上には上がいる・・・と己の無力さに膝から崩れ落ちるレベルにジェシカちゃんはすごいです。壊す系もすごいんですけど、ジェシカちゃん常に洋服のままメイクもしたまま寝てるんですよ。妙齢女性としては、疲れて帰ってきてそのまま寝ちゃったジェシカちゃんの濃いめのアイメイクをコットンに浸したメイク落としで落としてあげたくなるし、デニムで寝ると疲れるからパジャマ着よ?もしくは下着姿でもいいから、ね?とりあえずそのタイトなジーンズ脱ご!って言いたくなります。

 

ジェシカちゃん、やばい③

ジェシカちゃん、態度の悪さがやばい。絶対に友達になれないだろうな・・・ってなるし、お役所の窓口にいてほしくないし、彼女が上司だったら1週間でギブアップして退職届書くレベル。ジェシカちゃんの名誉のために言うと彼女は自分の守らなくてはいけないものへのものすごく深い愛を持ってるし、正義感が強いゆえに自分を責め続けてしまうようなすんごいいい子なんですよ。が、お嬢さん、社会で生きていくには態度が悪すぎる。助けてくれようとする人に喧嘩売ったり、仕事もらいに頼みに行ってるのにめちゃくちゃ上から目線でエラそうだったり、そもそも人の話を聞く気がない。探偵のくせに!

 

ちなみにジェシカ・ジョーンズ役のクリステン・リッター、アメリカドラマや映画が好きな人なら絶対に見たことあるはず。ジェシカ・ジョーンズは常にこの感じで人をにらんでます。

f:id:oneofakind:20180423183240j:plain

 

が、クリステン・リッターご本人の時はもうめっちゃ美人!!!って拝みたくなる感じです。

f:id:oneofakind:20180423183531j:plain

元モデルさんなのでスタイルも最高にいい。ジェシカちゃんはほぼ全編おんなじような服しか来てない(デニム+Tシャツ+ライダース)なんだけど、足が長すぎるしおしりぷりぷりなのに身体は細くてもうなんか「おしゃれって…ファッションって…なんなの?結局中身良ければ全部素敵になるじゃん…」ってなります。

クリステン・リッターは元モデルでドラマや映画にもかなり出てる方なんですけど、私が彼女を忘れられなくなったのは「Breaking Bad(ブレイキング・バッド)」というドラマで、主人公の一人の彼女役をやった時ですね…。ドラマ自体も絶対忘れられないすんごい内容でしたが、クリステンちゃんかわいいのに演技うまいなあぐらいで見てたらまあ、役柄の残すトラウマっぷりがやばかった。このジェシカ・ジョーンズ役で不動の地位を築いたんじゃないでしょうか。

 

そんなわけでめちゃくちゃ美人の怪力女が主人公のこのドラマなのですが、観ていて、いいなあと思うのはキャストのバラエティなんですよね。最近たぶんアメリカドラマや映画ってこういうところすごくセンシティブだからというのもあると思うのですが、このドラマで一番強いのは女性だし、黒人のメインキャスト率が高い。あと白人男性がすごい弱かったりとか。マイノリティという意味で言うとアジア人がほぼ出ないのはやっぱりちょっと残念ではあるけど(少なくともシーズン1では)、なんというか女性がフィジカルに強いというだけではなくメンタル面でもタフで男性と対等に戦うドラマなので、観ていてとても気持ちいいです。

 

前も書きましたが、私がアメリカドラマを大好きな理由の一つは、大きな意味での「ファンタジー」ドラマが多いからなんですよね。もちろんスーパーパワーとかゾンビとか出てこない日常の設定のドラマもたくさんあるのですが、現実世界では(ほぼ間違いなくたぶん)起こらないことを題材にしつつそれを本当に起こり得るものとしてものすごく高いクオリティで作ってる。このドラマはまさにそうです。このドラマの中でも出てくるしよくいう言い回しで「What would XXX do?(XXXだったらどうする?)」というのがあるのですが、こういうファンタジー要素のあるドラマを観ながら「自分だったらどうする?」と考えるのが大好きなんですよね。

 

というわけで、ネタバレというか内容を限りなく伝えたくない故ほぼなんのこっちゃなエントリーになってしまいましたが、もしよかったら見ていただきたい。Netflix入ってる人は騙されたと思って3話ぐらいまで見てみて欲しい。Netflix入ってない人は入っても損はしないと思う(私はNetflixからは一円ももらっていない)!

わたしは本日よりシーズン2突入です。

 

では。

“blank13”舞台挨拶

2月に舞台挨拶に行った際に舞台挨拶編の感想も書いてたのですが、なんとなく下書きに入りっぱなしになってました。blank13の感想を書いたブログを公式アカウントに2回もシェアしていただいてとても嬉しいので今更感満載ですがポストします。

 

(以下2月に書いたもの)

**************************************

せっかく舞台挨拶行けたので備忘録程度の感想です…。

 

(敬称略してます)

 上映館であるシネマート新宿は、齊藤監督もインタビューなどで言っていらっしゃいましたが結構昔からある映画館で、私も新宿に某シネコンプレックスができる前はよく行っていたので今日はここに久しぶりに来たこともなんだかとても嬉しかった。古い映画館なので壁が薄くて待合室の声が聞こえてしまったり、トイレも昔から変わってないし、でもなんかその古くなったところにこそ、多くの人に映画という素晴らしいものを多くの人に与えてきた場所なんだという歴史を感じさせて久々に足を踏み入れた瞬間は胸が熱くなりました。なんでも効率化とかを極めてしまっているような今の世の中に残ってるシネマート新宿と、映画という愛すべき娯楽がなんか重なったというか…。

 

それはさておき。

 

私個人としてはこの”blank13"舞台挨拶で見た、齊藤工といる高橋一生が一番好きでした。男友達ではないんです。なんていうか、男兄弟。ものすごく近いけどもしかしたら知ってほしくないこともお互い知っていたりするんだけど、お互いに大人としてある程度の距離を持っている感じの空気感を出してました。そんな男兄弟といる時の安心感と、でもどんな男兄弟でも絶対持っているお互いへのライバル心と信頼感が、見ていてなんだかとてもかわいらしくて、今をときめく俳優というよりは同じ作品を作るという目標を達成した「仲間たち」と舞台上でリラックスしているように見えたんだよね。

 

お母さん役の神野三鈴はこの映画で初めて知った女優さんなのですが、舞台挨拶でお話しされているのを聞いている時に、そのあまりにも可愛らしい声と少女のような話し方に「この人があの設定の映画でお母さん役って平気なのかなあ…」と勝手に心配していたのですが、映画始まってすぐ、ほんとすいませんめちゃくちゃすいません。ってなって心の中で土下座しました。そこにいたのは、貧困でもがく日々の中、なによりも大切な2人の子供を育てる、そのためには自分のことなんて全く構わない、構ってる暇なんてない、愛に溢れる見ていて痛々しいほどの必死な母親でした。綺麗なドレスを着たキュートな女優さんはいませんでした。

 

父・雅人役のリリー・フランキー、私昔から大好きなんです。力の抜けたエロさがたまらない。雅人は本当にひどい父親なのかもしれないけどでも最後には愛してしまう、そんな抗えない魅力が漂う人だった。それでもってリリー・フランキー本人も抗えない魅力たっぷりの人だけど、もしかして雅人みたいにひどい男なのかもって思わされてしまうような、ただそこにいるだけの力の入ってない感じなのに、発する存在感!もう舞台挨拶の時もほんとにスルンとそこにいるだけって感じがたまらないー!イケオジー!大好きー!

 

齊藤工監督は、テレビでみる俳優・斎藤工と違いました。自分が好きなものを自分が尊敬する好きな人たちと作れた幸せと、それを人々に見てもらいたいと言えるカッコつけない素直な想いが見えて、この人、ほんとはとっても泥臭くて熱い人なんだなと思った。ものすごい有名な俳優でかつ映画監督をするぐらい才能にあふれた人に対して失礼だけど、すごく初々しく感じてとっても好きになりました。少年みたいだった。

あとね、実は私、齊藤監督と都内某所を歩いている時にすれ違い、握手をさせてもらったことがあるんですよ。びっくりしすぎて「応援してます」しか言えなかったけど、もし映画を観た後だったら多分前のめりに感想言いすぎて逃げられてただろうな…と舞台上の監督を見て思ってました。

 

あとね、宣伝活動や舞台挨拶には佐藤二朗は全く出てませんでしたけど、この映画は彼なしには成り立たなかったと個人的に思ったんですよ。後半の流れは彼がすべて舵を握っていたといっても過言ではないし、佐藤二朗ではない役者さんだったらあの後半部分はあんなに軽やかに作れなかっただろうなーと思って。だから舞台挨拶や宣伝活動に佐藤二朗氏もいて欲しかったなーって思ったんだけど、でも出演することはもちろん公開されてても映画の内容上、舞台挨拶にはいない方が映画を観た時の面白さ上がるしなぁ、と複雑な気持ちになりました笑

 

なんというかね、映画の内容同様、ものすごくあったかくてにこにこしちゃうような舞台挨拶でした(本当にただの感想)。

 

以上。

磁場を狂わせるアイツ

地球というのは大きな磁石だ、って小学校で習いますよね。

北極と南極がS極とN極、とか教科書に書いてありましたよね~。

f:id:oneofakind:20180319153408g:plain

そんでもって地球には磁場が狂ってるところがある、って言うじゃないですか。結構有名なところだと富士山の麓の樹海とかは溶岩の影響で磁場がおかしくなっちゃっててコンパス壊れちゃって全然動かない、とか。あれはガセらしいですけどね。全然普通にコンパス使えるらしいです。試したことないけど。怖いから試したくもないけど。

で、その「磁場」。私筋金入りの文系人間なので難しいことはよくわからないのでざっくりイメージ的に言うと、磁場っていうのはこのS極N極が働いている場所のことで、要するに地球というのは大きな磁場で、この磁場から出てる地磁力というのがバリアーとなってなんか宇宙から降りてきているいろんな有害物質(宇宙線とか?)から地球を守ってくれている。という感じらしいんですよ。

ということはもう人間というのは磁場によって守られているわけじゃん?な、はずなんだけどさ、たまに、いません?いきなり自分の磁場が狂っちゃうお相手?自分の通常運転ができなくなる人?普段の自分ならそんな常識ないことはしないよ~みたいなことを気付いたらやってしまっていたり、女の子にはみんなにやさしい人なのに「自分は特別なんだ」って思わせられちゃって有頂天になっちゃったり。別に不幸になるとかそういうんじゃないの、でもただ自分でいられなくなっちゃうやつ。最近ニュースによくあがる自動車の自動運転じゃないですが、普段は時速60kmでほぼ無意識に全く問題なく運転できてるのに、なんかよくわからないけどその人の傍にいると突然時速100kmになっちゃったりとか、いきなりドリフト効かせちゃったりとか、よくわかんないけどワイルドスピードみたいにいきなりビル突き破っちゃったりとか。

怖いですね~いや~本当に怖いですね!

(私の敬愛する淀川長治さん風に読んでください)

f:id:oneofakind:20180323160058p:plain

まあ人はそれを「恋してる」とかいうきれいな言葉で何となくオブラートに包んで済ませようとしてしまうんですけどね。でもね、そのうちそうも言ってられなくなってくるんですよ。「磁場が狂う」のは恋しちゃってるとは違いますからね。LINEの返信が来なくてそわそわしちゃう、は「恋」かもしれないし楽しいけど、LINEの返信が来なくて居ても立っても居られなくて仕事ができなくなったら私は「磁場狂ってる」判断を下します。なぜなら日常生活に支障が出るからね。あとたまに社会生活にも。まあ、私は別に日常生活も社会生活でも失うものなんてないに等しい鉄砲玉みたいなもんですけど、それでもやはり毎日平穏に暮らしたいじゃないですか。道端に咲いている花に春を感じて微笑むような素敵な女性になりたいじゃないですか。部下がテンパってたら、丁寧に入れた紅茶とちょっといいチョコレートをそっとあげられるような女性になりたいじゃないですか。そんな「丁寧な生き方」をできる女になりたいじゃないですか。お出汁は鰹節と昆布からわざわざとる暇なかったらめんつゆで全然いいと思いますけどね。

 

それでね、考えたわけです。どうしたらそんな風になれるのか。

そしたらね、簡単でした。

磁場が狂う男には近づかない

大切なのでもう一度言います。

磁場が狂う男には近づかない

 答えはこれだけです。磁場が狂う男でも好きだからあきらめられない、とか、磁場が狂う男だけど私といたら変わってくれるかもしれない、とか。そういうの全部やめましょう。別に磁場が狂う男のこと嫌いになれ、とも金輪際の付き合いをやめろ、とも言いません。が、とりあえず一旦離れましょう。なぜなら磁場はそんなに簡単に変わるものじゃないから。でも、磁石も距離を離せばその力は届かなくなりますよね?距離を置いて平常運転の自分に戻って、道端の花を愛でながら美味しい紅茶を飲みつつ日々を過ごす。そしてもしその彼が本物の相手だったらほっといても向こうからやってくるはずなのかな、と。そんでもってその時に自分の磁場は狂うのか狂わないのか。それで、その人が正しい相手なのかどうかわかるのかなーと思ったり。

え?ええ、ええ、知ってます、こんな感じのことしょっちゅう友達にも言われてましたし、なんなら若いころはあきれられるぐらい周りが見えなくなるタイプでしたからお前が何言ってるんだ?って間違いなく言われるし、ピンク色の表紙とかの恋愛指南本にも書いてあるしね。ただ、今ならわかるんだけど、現在進行形で磁場狂ってる子にこれを言ってもなかなかできないんですよね。

 

最近も本当に大切に思っているかわいこちゃんと話してて「あ~あ~磁場が狂ってんな、離れればいいのに」って思ったんですけど本人は聞いてくれなかったのでここに書いてみました。

 

では良い週末を。

東京はお花見日和ですね。