One Of A Kind

ツイッターには長すぎるつぶやき、感想とか。エンタメ系はなるべくネタバレはしないことを信条にしてます。

”オーシャンズ8”

やっと見れました、オーシャンズ8

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wwws.warnerbros.co.jp

この映画については情報公開になってビジュアル(↑)と予告編を見た時点で「たとえこれがどんなにつまらないと評判の映画となろうとも槍が降ろうと嵐が来ようと何があっても劇場に行く」と決めていたんですね。予告編だけでめちゃくちゃオシャレだしキャスト豪華だしなにより大好きなリアーナさまが出る!!!と。でも台風は来たけれど槍は降らなかったしめちゃくちゃ面白かった!

試しにツイッターで「オーシャンズ8」って検索してみてください。いろんな人の興奮コメントが見れて面白いです(ほぼ女性だった)。

 

そんなわけで私は大満足だったのですが、この映画の何がいいか簡単にまとめてみました(あくまでも私的)

 

オーシャンズシリーズが単純に好きだから

映画って色々あると思うんですよ。人生とは、みたいな深いことを考えてしまうようなものもあるし、モチベーションを上げてくれるものもあるし、何にも考えないで見られるコメディもあるし、女性ホルモン補充のために見たいようなラブロマンスもあるし。もしかしたらノンフィクションしか観ないような人にはこの映画は合わないと思う。でもそんな人もともとこれ見ようとしないでしょ?笑 で、このオーシャンズシリーズは「スピーディーでスタイリッシュでクールすぎるから観ているこっちまで最高にイケてるんじゃないかという気分にさせるポップコーンムービー」っていうのが過去作では一貫してましたよね。まあそりゃプロットがどれも似通ってて新鮮味が減ってくる、とか、2時間ちょっとの中で映画を成り立たせるために説明不足が多め、とかあると思うんですよ。でもって今回のオーシャンズ8でも同じような感じの意見がありましたよね。正直それは否めないと思いました。え、突然?どした?みたいになるところがなかったとは言えない笑 でもね、オーシャンズシリーズに関してはそんなのどうでもいいんですよ。とにかくスピーディーでスタイリッシュでクールっていう部分がこのシリーズのコアだから。それでもって種明かしのシーンでニヤリってなるのがお約束だから!

種明かしのニヤリ、ではないですが私が映画の中でめちゃくちゃ好きだったシーンの写真だけ貼っておきます。(アン・ハサウェイ氏のInstagramの投稿写真です)

映画観てる人なら、ニヤリ、するのではないでしょうか。

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②男いなくても全く問題ない感が最高

これは映画を観る前からツイッターでちょろちょろ流れてくる各所の感想で期待値を上げていた点なのですが、ラブロマンスではない映画で女が団体で「ちゃんと」主人公してる。無駄に力の入ってるわけではなくあくまでもナチュラルに「たまたま」女性が主役だったぐらいの感じで、反男尊女卑を声高に訴えるわけでもなく、頭が良くて能力の高い女性たちがチームを組んで盗みを計画実行する、という映画を作りました、と言う感じ。もちろん男性は出てくるし色恋沙汰がゼロとは言いませんが、監督は男性なのに完全に女目線でしか作られてないからすごいと思いました。と同時にラブロマンスではなく、女性が主体性をもって主人公の映画って少ないんだな、という事実に気づいてしまいましたね。もちろんありますよ、女性が主人公の素敵な映画はたっくさん!でもなんていうかこういう男の存在がうっすい映画、そんなになかった気がするの。そしてこういう作品がこの映画が発端となってこれからどんどん増えればいいな、と思いました。だって人口比率で考えたら男性主人公と女性主人公の映画は半分ずつでいいわけなので。逆に男性が主人公の超甘々ラブロマンス映画ももっと増えていいと思うし。

 

③キャストやばい

サンドラ・ブロック

スピードでブレイクしてその後コメディエンヌとして花開きましたが彼女は本当に演技がうまいと思うんですよ。私が一番好きな彼女の映画は「しあわせの隠れ場所(The Blind Side)」という実話に基づく映画。本当に泣かせます。って感じなのにたまにラジー賞とっちゃったりなんていうかとっ散らかってるアメリカの姐さん、って感じで昔から大好きなんです私。そして何より絶対に友達になりたいタイプなんですよ。完全無欠の性格の良さのぶりぶりっこな感じはゼロで、嫌な奴になんかされたらやり返すけどなにか?的な、日本人の古いタイプの男性には好かれなさそうな本当に(演技ではない)サバサバ感!そしてこの人どんな時でも肩に力が入ってないんですよねー。そんなサンドラがオーシャンズシリーズのダニー(ジョージ・クルーニー)の妹役で新生オーシャンズを結成するとかはまり役すぎて面白くないわけなくない?っていう。実際映画本編も完全にはまり役。はまりすぎて演技してるように見えなかった笑 

 

ケイト・ブランシェット

きれいな女優さんだなあ、いろいろ出てるよねー、米国SKⅡのスポークスマンしてたけど納得の白さだよねー、ぐらいのイメージしか正直なかったのですが!もうね観終わった後一緒に見てた人に「ねえ、ケイトイケメンすぎじゃない?ケイトイケメンすぎじゃない?」ってオウムのように言ってました、私。イケメンすぎて「抱いて!」しか感想が出てこない。この方こんなスタイリッシュな方だったの?!素敵。超素敵。お召し物も全て素敵。でもこれに関しては自分が着たいとかならないの。ケイトさまをひたすら崇めたいの。ってなる。もっと品行方正系の真面目キャラな人かと思ってたけど(いや役柄なのはわかってたけど)こんなおっとこまえだったとは!

 

リアーナ

大好き。ごめん好きすぎてなんにも言えない。めっちゃくちゃかっこいいしセクシーだしああああああああもう超クールなのに要所要所かわいいんですよ。それはまあ脚本がそうなってるんですけど、ご本尊のかわいさがにじみ出てるの。あと予告とかでも公開されてるからネタバレじゃないと思うけどリアーナさまのドレス姿はさすが!ってなります。圧巻。

 

アン・ハサウェイ

アン・ハサウェイはこの映画出て本当によかったと思う!会ったことなんてもちろんないし実際の彼女は知らないのですが、ハリウッドの嫌われぶりっ子が定着していたアンさん、この映画でそれを完全に逆手にとってやりたい放題やってた。たぶんこの映画でのアンさんが現実のアンさんに1番近いんじゃない?と思わせるほどの楽しそうな演技!いやー、わがまま女優っぷりとか、かわいいだけじゃないのよ、とかあんまりいうとネタバレになるから言えないけどとにかくこの映画で一番株を上げたのはアンさんじゃないかな?と個人的には思います。

 

ヘレナ・ボナム=カーター

癖のある役をやらせたらこの人の右に出る人はあんまりいないですよね。何をやってもヘレナ・ボナム=カーターなんだけど全部違う、みたいな。今回も絶妙な「一昔前の人感」がめちゃくちゃうまくて笑いました。

 

あとの3人、は、オーシャンズ11・12・13と同様まあサブクラスの扱いだな、と思ったのですがそれぞれきちんと役割はしっかりしていてうまくはまってるな、と思いました。(急に雑になったのはちょっとこの後飲みに行くからですごめんなさい、あとで時間できたら追記します)

 

 

と言う感じでめちゃくちゃ見に行ってよかったです。

 

ぶわーっと書いたのでさらさらっとした感想になってしまいましたが、女性の方はとりあえず深く考えずに観に行った方がいいと思います!できれば大きい劇場で!絶対テンションあがるよ?あと男性の方は女性と観に行ったらいいと思います。たぶん彼女は映画終了後ちょっとだけいい女になるのではないかと思います。

 

ちなみに、私はいくつか「本当にメンタルがどん底まで落ち込んだ時にただただ自分の気持ちを抱きしめてあやしてあげるために見るお薬映画」というのを持っているのですが、オーシャンズ8は最初の10分でこのお薬映画の仲間入り確定しました。なぜなら、ブルゾンちえみじゃないですが、この映画を観れば

「女に生まれて、よかった~~!」

と思えるからです。

 

それでは皆様よい週末を!

”空飛ぶタイヤ”

公開から2か月が経ってもう上映劇場がほぼない!というこのタイミング、滑り込みぎりぎりで先週見てきました、”空飛ぶタイヤ”。

soratobu-movie.jp

 

あのね、結論から言います。

よかった。すっごくよかった。もっと早く劇場に行けばよかった。

実は、私、内容には期待してなかったんですよ、この映画。映画化が決まって(高橋一生が出演って話だったし)すごい楽しみにしてたのは事実。でも、原作読んでみたら上下巻で壮大に話は広がってるし登場人物めちゃくちゃ多いし、ましてや現実社会のお話のディティールをかなりしっかりと書いて読ませる池井戸潤さんの作品だから、映画にしたときに端折る部分とかディティールが多すぎてわけわかんないことになるけど松竹の財力とコネクションを使って集めたキャストと主題歌とかでなんとか勢いで行く映画、になるんだろうな、って思ってたんです。

しかし!

確かに一人一人へのフォーカスはざっくり切られているのだけれど、過不足ない説明とテンポの良い流れであの原作をすごくいい意味でダイジェスト的に収めていたんですよ!原作を読んでいただけに、脚本家さんすごいなあ~と上映終了後しみじみと思いました。

そして情報量の多い内容を観客が最後まで飽きたり疲れたりすることなく観ることができたのは間違いなく配役の妙。知ってる顔だらけの映画だったので演技力が低い人がいないのは当然なんだと思うんですけど(松竹だし)、一人一人が役にぴったりはまってるんですよ。意外な配役で冒険、とかじゃなくて「ああ、この人のこの役はぴったりはまるな」と安心して観ることができる配役。

 

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まず、主役の赤松社長を演じた長瀬智也。この人、前々からちょこちょこ言ってるんですけど本当に男としてMr. Perfectですよね。テレビの長瀬智也しか知らないから現実どうなのかはわからないですが少なくとも俳優として芸能人として完全に「持ってる」人。だなあ。と見るたびに思います。外見的な整った顔と大きな体はもちろんだけど、声だったりとか動きとかもすべてが「THE 男」なんですよね。でもこの人の一番の財産は間違いなくその存在感(またの名をオーラ)ですよね…。画面に長瀬智也AKA赤松社長が映ると目が行ってしまう。すごい。

 

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主役赤松社長のカウンターパート沢田を演じたディーン・フジオカ。この人に関しては何の恨みもないしすんごいイケメンで長瀬智也とは別の意味でのMr. Perfectだなって思うんですよ。が、私的におディーン様、アンドロイド感がすごくて…。なんでだろう…パーフェクトすぎて、映画見てる最中もムロツヨシの横でお酒あおっててもPCの前で苦悩してても「何…このパーフェクトな顔…CG?」ってなってしまってねえ(この写真見ててもCGじゃない?ってなる)。日本人なんだけどいろんな言語を話す方だからなのか声質なのか話しててもちょっと機械感を勝手に感じてしまうんですよ。でもだからこそ、大企業の中にどっぷりつかって人間的な思考が停止している(停止せざるを得ない)この役がはまってましたよね。

 

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そして、ポスター等で3トップ的扱いになっていたのでさぞかし出番もあることだろうと期待していた銀行員井崎役の高橋一生オイ!松竹!あのポスターはずるいぞ!高橋さん出番少ないじゃないか!と、言いたいのはやまやまなのですが、さすが高橋一生、出番自体は少ないのですが、映画の中のいいアクセントというかものすごくいいスパイスとして映画の締め役(そんな言葉ないか笑)となっているな、と思いました。これから見る方もいると思うので細かくは語りませんが最後の出番で私は天を仰ぎましたよ。「やはり高橋、女の心をつかんで離さないわね!」と。

あと、ポスターではちいっさい扱いになってるムロツヨシ氏!いつもお笑い枠、オチ枠等不憫な扱いというかキャラ枠で扱われることが多いムロ氏ですが、今回はなんと!キャラ枠じゃない!普通にいい役!後ムロさんに関しては本当にどんな役でもハマるよなーと。私はこの映画を観ながらムロさんが思いっきり極悪非道な悪役をやるのが見たいなーと思ってました。

女性陣に関しては、とりあえず、ふかきょん=女神、小池の栄子姐さん=抱いてください、と言うのが感想です。

 

あとね、サザンオールスターズの曲が良すぎるよね。「しんどいね生存競争は」っていう歌詞がこの映画にぴったりすぎて。しんどいんですよね、生きていくのって。でも生きていかなきゃいけないんですよね。生きるならとことんまで自分を貫かなきゃいけないんですよね。

 

ホントは一人づつのキャストについてもっとごちゃごちゃ書きたいし、ネタバレの感想も書きたいんだけど、なぜか最近忙しくてちょっと時間がないので取り急ぎ自分の中のフレッシュな感想を書きたかったので、なんだかちょっと中途半端だけどポストしちゃいます。後でこっそり書き足すかも!

 

みんな、DA PUMP聞いて残りの夏も乗り切ろうね!!!

今日も私は化粧というまじないをかける

この夏、数量限定のアイシャドウを購入しまして。

 

手に入れてパッケージを開いた瞬間の高揚感ったらないですよね!なんなのでしょうね、あの興奮。翌日早速その新しいアイシャドウを初めて塗り一日中脳内でずっとスキップしてましたし、トイレに行くたびに「いやー、かわいいわ。めっちゃかわいいわ!何?この絶妙な色!!」と自画自賛しておりました。いや、人から見たら大して変わらないのはわかってる!

 

ちなみになかなか校則の厳しい学校に通っていた私が初めてきちんと『お化粧』をしたのは高校2年生の夏休みでした。あ、1年生かもしれない。どちらにしろ、遅い。完全にいまどきの子ではない。今でもはっきりパッケージまで覚えている、今では絶対買わないような白パールのアイシャドウでした。口紅も何かめっちゃパーリーベージュ!みたいなやつでした。そのころの写真とか、ほんとに見たくないです。ダサさの極み。時代ってすごい。若さって怖い。当時の自分はすごく似合ってると思っていた、白パールアイシャドウにパーリーベージュのリップを塗って(でもファンデーションは塗らないし眉毛も書かないという恐ろしい状態、若さって怖い。)、真夏の海に行ってはしゃいでいました。記憶の中でもつらいので実際にその写真見たらその辺りの壁に頭を打ち付けてしまいそうだ。

 

そんな私の恥ずかしい過去はさておき。

 

お化粧とはなんなのだろう、と考えてしまうことがよくあります。化粧品って値段もバラバラ、なくても生命活動には全く問題ない、なのに精神的影響力は非常に高くて多くの人々を惹きつけて止まない。本当にその存在はなんなんだろう?としょっちゅう思うのですよね。使うものの値段が高ければいいとは限らないですが、え、これ高級な焼肉食べに行けるじゃん!なお値段の化粧品買うと何となくありがたみは増すし、うっかりマスカラを忘れてしまうと私はその日一日居ても立っても居られなくなります(そしてドラッグストアで急遽マスカラを買うので家には使いかけのマスカラがあふれる)。

 

もちろんお化粧をしない方もたくさんいますし、してもしなくても本人の自由ですから!「お化粧はマナー!」とか言い出す人たまにいますけどね。職業上のマナーとして必要な方がいるのも確かですが(たとえば化粧品カウンターのBAさんとか)、そうでないなら別に人のことなのだからほっとけよ、と私は思います。ただ私自身は人生短いんだから使えるものは何でも使って最大限のリターンを受けようぜ!派なので、外に出る日はお化粧します。ていうかしないで人に会うのはできる限り避けたい。だって、たとえ手間がかかろうとも、人に会うならなるべく綺麗な自分(自分比)でいたいじゃないですか。あと、なんかよくわかんないけど最低限の礼儀、みたいになっちゃってるし。

 

あのですね、この現代日本社会、男女ともにすでにめちゃくちゃストレスフルな日々を生きていますよね。仕事・恋愛・家事をこなしながら人生の長期的目標達成のために自己投資したり老後のこと考えて貯金したり。ましてや家族や子供がいたらそのことも考えながらいろんなことをマルチタスクでやっていかなくてはいけない。いや、ほんと、我ながら、生きてるだけでマルチタスクしてる。偉い。偉すぎる。現代人偉すぎる。みんな毎日頑張っている!

 

そんなマルチタスクな日々に加えて、女性の役を与えられている人って、ある程度のきれいな外見を保たなきゃいけないような気にさせる社会的(見えない)プレッシャーがあるじゃないですか。さっきも言ったけど社会的礼儀、みたいな。もちろん男性にもあるのかもしれないけど社会の構造上確実に女性役の方がそのプレッシャー高い。望む望まないに関わらず、女性役をやる我々はそういう圧をジョッキで一気飲みして、毎朝お化粧してヘアセットしてお洋服コーディネートして働いてるわけですよ。いや、もちろん、先ほども書いたようにお化粧するしないは個人の自由ですからね!それはわかった上で、やっぱりお化粧していた方がきちんとして見えるしきちんと扱ってもらえるように思うんです。あと自分のこともきちんと扱う気がするんですよ、お化粧してる時の方が!

 

私自身はなかなかお化粧をしないで働くのは難しいな、という環境で仕事をしておりまして、いっときは義務感でお化粧していたのですね。侍が甲冑つけるような気持ちで。お化粧する暇があったらその分寝たいと思っていましたし、毎日朝お化粧して夜には落とすという繰り返しに「…無間地獄?」と思っていました。完全に、やりたくない役を与えられたから仕方なくこなす、みたいな気持ちでした。

でも、ある日、『美しくしている自分』は気持ちがいいし気持ちがいいと毎日は楽しいし毎日が楽しいと機嫌が良いし機嫌が良いと周りも気持ちがいい、という単純な事実に気づいたのですよね。あくまでも『自分比』とはいえ自分を美しくしてあげるという行為は自分を大切にしているんだよ、と自分に教えてあげているように思うし自分を大切にしている人は人にも大切にしてもらえる。あと絶対美しい方がいいじゃん楽しいじゃん!地球の歴史に比べたら一瞬にもならないような自分の人生だけれど、自分にとっては長い長い人生、どうせなら気持ちよく楽しく美しくご機嫌で生きたいじゃないですか。少なくとも私はそう思います。だって自分の機嫌をとるのは自分の仕事だから。お化粧みたいな誰でもできることで自分の機嫌をよくできるなんてすんごいラッキー!安上がり!ってなりました。それが後から振り返ると恥ずかしくて頭を壁に打ち付けたくなるような白シャドウのメイクだとしても、その日の私がご機嫌でいられるならそれでいいんですよ。たぶんおばあちゃんになった私が今の私を見たらまた若いって怖い!って思うのかもしれませんが。

 

そんなわけで、自分が毎日楽しく生きるために、私は今日もお化粧をします。

客観と主観のあいだ(年齢問題)

完全に「冷静と情熱のあいだ」のパクリタイトルです。

あの本を読んできゃーってなってフィレンツェまで行ったのを思い出します。せっかく行ったのに一番行きたかったドゥオモの上にまさかの工事中で登れなかったんだよね。何で調べてから行かなかったの?自分?そういうとこだよ?詰めが甘いんだよ?

 

さて、私、暗いことやネガティブなことを話すのは、ましてやそれを文字に残すのは好きではないのですが、自戒を込めてどうしても書き残しておきたいことがあるので書きます。

 

先に謝りますが不快な思いをさせたら申し訳ございません。

 

先日(と言ってもかなり前)、心臓をぎゅーっと握りつぶされるかのような恐怖を感じる出来事がありまして。

 

お知り合いの人に誘われてご飯を食べに行くことになったんですね。3、4人の小さな会なのかと思って行ったらその倍ぐらいの人数で、かつ誘ってくれた人以外初見、という結構面喰らうシチュエーション。まあ来てしまったのはしょうがないし私のお友達はまともな人だしと思って食事とお酒を楽しんでいたんですよ。いうてもいい年してるんで困ったら黙って酒を飲む、ぐらいのことは余裕でできますから。

が、そこにいた一人の女性が明らかに異様なオーラを発していて、なんだか心がざわついてしまい落ち着かなくなりました。なんというか、私が思う「年相応」とかけ離れていたんですね。外見内面ともに異様な若作り。例えるとロバートの秋山が細かいペルソナ作って演じてそうな「海と自然が大好きなちょっとギャルっぽいところもあるけど話すとサバサバしてていい奴だから同性の友達みたいだって男の子に言われちゃうんだよねって自己申告しちゃうビーチガール」感。もっとわかりやすく言うとタイでの投資詐欺で懲役判決を受けた山辺節子氏的な雰囲気。

 

www.sankei.com

 

女なんでこういうこというとぜええええんぶブーメランで返ってくることも知っているけどそれでも敢えて言うが私はああはなりたくないな…、と思ってしまったんですよ。でも冷静に考えたら(考えなくても)私はそんなことを言えるような立派な人間ではないしそれに私も誰かにそう思われている可能性は限りなく高い。というか間違いない、なぜなら万人に受ける人間なんていないんだから。うわ怖い!と、感情がごちゃまぜに混ざって混ざりまくってこねくり回された結果、発生した感情は恐怖

その日の帰り道本当に想像が想像を呼びもう怖くて怖くて歩きながら最終的には恐怖で涙がボロボロ出てきまして(大げさだけど、たぶんかなり酔ってたせいもある)、グワングワン歩きながら仲のいい友達たちに鬼電して話を聞いてもらったりメッセージ送りまくって落ち着いたんですよ。(その節は皆様ありがとうございました)

 

その後、

 

若さを保つことと若作りの違いはなんだろう、とか

美しく年を取るというのはどういうことなんだろう、とか

人はどんな時に他人を見て不快に思うんだろう、とか

 

についてずっと考えてたんですね。今でも考えてます。

で、だいぶ経っちゃいましたし、考えといてましてや書いといてなんなのですが。

たぶん、万人に共通するような具体的な何か、はない。

ただ、言われたことや考えたことの中で、これは指針になるのではと思ったことがいくつかあったので参考までに。

 

自分に対して客観の目を持つべきであるが主観の目が一番大切

・老若男女関係なく必要なのは清潔感

・礼儀をもって他人に接すれば不快感は与えにくい

・人に自分の悩み/願望を背負わせない

・が、結論、人の目を全く気にしないぐらい強いのであれば万事どうでもよいこと

 

とか。まあ最後の「万事どうでもよいこと」となったらもう仙人の域ですからね。世の中のほとんどのことはどうでもいいってなってると思うんですけど。

 

そんな感じで友人と話していた中、一番強烈かつ胸に染み入ったのは、とある男友達に言われた一言でした。それは

 

 ・若さがなくなったぐらいでダメになるヤツは所詮それまでのもんだ

 

という言葉。若さなどという不確定要素に頼らず魅力的であれよ。と。これ言われた時にうわほんとだ!と思いまして。若いからイケてる、ってことは若さ失ったら何にも残らないってことじゃないか。と。

 

今まで生きてきた中で、若さという名の勢いでいろんなことができたりいろんなことが許されてた自分のことを覚えてるし、自分より先に歳をとっているお手本として自分の親や諸先輩方を見させてもらっているし、自分より歳の若い人たちと一緒に仕事したり友達として接してたり、と、まぁいろんな世代の人と日々関わるわけですが。

 

確かに、魅力的な人は年齢なんて関係ないな。と改めて思いました。還暦近くでも若々しくてみずみずしくて色気たっぷりの人もいるし、大学生なのに生きるしかばねみたいな人もいるわけですよね。わたしより全然年齢低いのに考え方が人生何回目?って人もいる。各自自分がなりたい自分というのがあって、それに向かって進んでいるわけです。

 

そして年齢なんて関係なしに魅力的な人というのは、そもそも年齢という概念を持ってないのかも。かの桃井かおりさんがおっしゃっているように年齢なんてただの数字なわけですよね。(桃井かおりさんといえば鰹ぐらいのサイズの魚のカバンを誇らしげに持ってる写真を数年前に雑誌で見て以来それが頭から離れないんですよね。どうでもいいですが。ほんとにどうでもいいですが)

 

というわけで、年齢というものにとらわれずに内面から満たされ笑顔にあふれた美しい生活をしたいものですね。でも私は使えるものはハサミでも親でも使うタイプの人間なので、可処分所得の中でめいっぱいの課金をして加齢とナチュラルで平和な関係を築きたいと思います。

 

女子SPA!さんに記事を書かせていただきました

みなさまこんにちは。

いかがお過ごしですか?

 

以前私のブログ記事

oneofakind.hatenablog.com

 

を、紹介してくださった女子SPA!さんからお話をいただき記事を書かせていただきました!

joshi-spa.jp

 

自分が書いた文章に編集部さんがタイトルや画像を加えてくださり、一つの記事になったものを見るのはとてもとてもとてもとても感慨深いです。ブログと違って文字制限があり、また初めて書いたものなので読みづらい箇所等もあるかと思いますがお読みいただけたら、そして感想など教えていただけたらとてもうれしいです…。

 よろしくお願いいたします。

 

もちこ

 

人生をかけた仁義なき戦い(対:自分)

かばんのね。中身が。多いんですよ。重いんですよ。

もうね、中学生ぐらいからそうだったの。

高校の時なんて学校指定の革バッグ、重すぎて持ち手がちぎれたから。修理出して卒業までなんとか使ったけど。

大学生になってからも、なんかいつもいろいろ持ってるもんだから周りからはドラえもんバッグ(四次元ポケット的な)の人、って呼ばれてたしな!さすがに爪切り持ってる?って言われた時には「ごめん」ってなったけど。

旅行の荷物も超多くて、高校生の頃にはすでにその辺のプロには負けないパッキングスキルがめちゃくちゃつきました。これ、荷物は多いがスーツケースのサイズは決まっているのでパズルのようにきれいにはめ込んですべて収納する方法を学んだってことなんですけど、でもねこれもビジネスクラスなら役に立つけど今じゃエコノミークラスだと重量制限23Kgだから全然役立たなくなってしまったよね。私4〜5泊旅行用みたいな一般的なサイズのスーツケース、普通に詰めたら40キロぐらい余裕で行けちゃうもん。23キロ超えるとでかでかと「HEAVY」ってタグ付けられるから恥ずかしいよね。旅慣れた人って荷物そのものが少なくて颯爽としてるのに、そうはなれないんですよね…。

で、だからといって別に荷物が多いのがすごい嫌、とかじゃないんですけど、いろいろ困ることが多いんですよね。

 

①荷物が重いし鞄の嵩が常に大きめ。

とりあえずこれはまあすぐわかりますよね。

毎日筋トレできてることになるからまあいいかも!って思おうとしたけど、かばんって(女の人は特に)肩に掛けること多いんですよね。

だから、筋トレにならないどころかすんごい肩こり。

マッサージとかスパとか行くと「お荷物お部屋(ベッド)までお持ちします」ってきれいなお姉さんに言われるじゃないですか。あれ、私はとりあえず一旦断ります、「あ、すっごい重いんで大丈夫です」って。そうすると、「いやいやいや、お客さんよ、こっちも肉体労働してるんだからまあマッサージしにくるような弱ってる女の荷物など屁でもないわという心のセリフを吐きつつ)いえいえ、お持ちしますよ~」ってなるんですよ。え、じゃあいいよ持てるんなら持ってみろや!ってなって(嘘です重いからホントは持ちたくないから嬉しいです)、渡した瞬間のあの美女たちのお顔ったら!「嘘・・・・だ ろ・・・」みたいな、予想外の攻撃をされた時のベジータみたいな顔。でもってそれに続いて「いやこんな重いもんもって歩いてたらそりゃ体中ばっきばきになるわよ!アホか!という心のセリフを吐きつつ)ほんとですね~、お鞄重たいですね~ニコニコ」ってなるんです。

あと仕事の帰りに夕飯の買い物なんてして、1Lの牛乳だのヨーグルトだの重いもの買っちゃった日には!

通常のバッグ(重い)と、エコバッグ(重い)の戦い!

修行。修行というか苦行。

スーパーから家までの道のり心を無に、白目で帰ってる。

毎日自分の荷物の重さに家に帰るとグッタリだよ!

 

②なんとなくおしゃれじゃない

荷物が多いのって重量質量を除けば便利なんですよ。だっているもの全部入ってるんだもん。

わかりやすく言えば、冬にこたつ上及び周辺に必要なものすべておいて動かなくて済むあの楽園状態。リモコンと携帯と漫画と飲み物とおやつとみかんは最低限。アイスクリームだけ取りに行かなきゃいけないのが難点だけど他は不満なし。

だからね、私こたつもって歩いてるみたいなものなんですよ。そりゃ大きいはずだよね。

だけど、今書いてて気づいたけど、ソーイングセットとかそういう女子力高いし好きな男に使えたらクリティカルヒット繰り出せるものは入ってない。残念。

 

③モテないらしい

これは昔男友達に言われました。データはとっていないので真偽のほどは知らず。とりあえず、ああそうでしょうねきっとそうでしょうね!、と、開き直りました。

 

そんなわけで鞄が重いままここまでの人生やってきちゃったんだけど、そろそろ鞄の重さに起因する疲れに負けてしまうようになってきたので、今、リハビリというかトレーニングをしています。普通の人にしたらそれでも大きいのだろうけど、いわゆる普通のハンドバッグの大きさのバッグにしてます。ここ数年。続いてるのすごくないですか?!今のところこのかばんの中はテトリスなのかな?って言うぐらいに空いたスペースはなく詰め詰めになってますが何とか納まってます。

このままトレーニングを重ね、最終目標は多分携帯電話とリップぐらいしか入らないよね?って感じの英国王室の女性たちが持っているようなクラッチバックです。私もメーガン妃やキャサリン妃のようになるわけです!!なので誰か荷物を少なくする裏ワザ教えてください!

 

では。

“SUITS(スーツ)”

SUITS(スーツ)というアメリカドラマを知ってる方、先日ハリー王子とご結婚されたメーガン(・マークル)妃効果で知った、というパターンが多いのかな、と思っているのですが。

小さい自慢ですが私は婚約報道がでるずううううっと前からSUITSを見てメーガン妃に目を付けておりました。というかそもそもSUITSというドラマが面白すぎるんですよ。捨てるところがない。

 

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www.suits-tv.jp

ニューヨークの大手法律事務所を舞台に、若き敏腕弁護士と天才的な頭脳を持つ青年がタッグを組み、様々な訴訟へと果敢に挑んでいく「SUITS/スーツ」。2011年6月23日にアメリNBC参加のUSAネットワークで放送されるやいなや、初回視聴者数460万人を記録した大ヒットドラマだ。日本でも海外ドラマやファッション通を中心に早くから注目を集めていた本作には一流のスタッフ、キャスタが集結している。企画・製作総指揮・脚本は、エミー賞を何度も獲得した名作「Hey!レイモンド」を長年プロダクション・スタッフとして支えた気鋭のクリエイター、アーロン・コーシュ。同じく製作総指揮として、映画「ボーン・アイデンティティー」シリーズ3部作に加え、人気急上昇中のスパイ・アクションドラマ「コバート・アフェア」を手掛けたダグ・リーマンが参加。ニューヨーク・マンハッタンを舞台に、リーガルドラマでありながら、法廷シーンはほとんど登場しないという、これまでの作品とは一線を画す爽快なサクセスストーリーを生み出している。

 

まあ一言でいえばニューヨーク大手弁護士事務所でのあれやこれや、なんですが。物語のコアとなる大きなエピソードがあるのですが、公式サイトのあらすじ説明(↑)にそのことが触れられてないのでわたしも触れません。

で、そんな!ここここんな!エキサイティングな世界がこの世にあるのだろうかっ!ってぐらいにずっとアドレナリンが出っ放しになるドラマです。これホントまじで。寝る前に見始めるとだいたい朝の4時とかになってて眠さの限界で寝落ちすることになって朝、後悔します。途中で止められない。一話終わると次が見たくなるから。あと電車の中で見てると大体乗り過ごします。夢中になっちゃって。別に誰も国をかけた戦いしたりゾンビ出て来たり地球外生命体が襲ってきたりとかしないんですけどね。

 

なにがそんなにすごいかって、このドラマ、天下一武道会祭りなんですよ。

 

①まず、美の天下一武道会

 メーガン妃効果で一気に日本での注目度が上がったSUITSですが、その前から結構いろんな人がネット上でメーガン妃が演じるレイチェル含め主要人物のファッションやメイクについての記事をよくみておりました。このドラマ、メインの人物は一人を除いて「美しい」設定だし実際みんなイケメン美女なんですよ。

 

まずは男性陣

 

主人公のハービィー。

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とにかくね、かっこいいの。連戦連勝のスーパー弁護士。日本のドラマで言うならドクターXの大門未知子ですね。超自信家で人の気持ちなんてお構いなしの男なのですがとにかくチャーミングで自分の魅力も知っているんですよ。こんなの目の前来たら女性は一発で落ちるな、という。完璧なスタイルで仕立てのいいスーツを着こなしてほんとにかっこいい。物語が進むにつれて当然人間なので弱い部分が出てきたりするんですがそれもまた魅力を増します。

静止画より動画の方がもっとかっこいいよ!

 

もう一人の主人公のマイク。

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あれ、もしかしたらこっちがメインでハーヴィーが2人目の主人公なのかも?まあいいや私の好み順で。この人もね、かっこいいんですよ。お顔だけで言ったらハーヴィーよりきれいだよね。ただ、私の好みではないからそんなに言いたいことはない笑 なんていうかそんなに個性は強くないから主人公として周りのあくの強いキャラの中和剤になっている笑、し、ドラマが進むにつれて彼が成長していくのはとてもいい。

 

ルイス。

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彼はね、ドラマの中では不細工不細工いわれて本人もそう思ってそれに縛られているような役です。ドラマのメインキャラ6人のうちで唯一の「美しい」ではない設定の役で一番癖が強い。え?ほんとに弁護士?みたいなこととか平気でします笑 でもねー、観てるうちに愛らしく思えてくるんですよこのルイスさん。頭はすごくいいんだけどいまいち最後の詰めが甘かったり理解できないこだわりがあったりプライベートに振り回されて仕事がグダグダになったり乙女なのかよ!みたいな。キャラ枠です。

 

そして女性陣。女性陣に関してはそれぞれの服装にもキャラが表れているのでそれも合わせて観ていただきたい。

 

言わずと知れたレイチェル

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彼女はですね、なんていうか典型的な「女子」枠ですね。いや、頭はいいし芯はしっかりしてるし強い女性なんですけど、ちょっとルイスと似てるというか一番プライベートが外に出ちゃうタイプです。だから観てる人が女性だとしたら一番共感しやすいと思う。あと、ドラマの中で(マイクもそうだけど)どんどん成長していくのがいい。そしてね、レイチェルさん、スタイルがやばい。足の長さも細さも異常な上にものすごくお尻がきれい。横から見た時のスタイルが驚異的です。女の私でも目が離せなくなる。そんなレイチェルは基本タイトスカートにシャツスタイルです。一般人でもできるようなファッションスタイルなので真似したい人が多いのもうなずける(私もその一人)。

 

ジェシ

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この人は、舞台となる弁護士事務所のゴッドマザーです。すべての日本人女性に彼女の強さを分けてほしい、と思うぐらいに強くて美しい女性。そしてその強さは自分が積み重ねてきた努力と経験によるものなのでハリボテ感はゼロ。ホントにかっこいい!男性弁護士がどんなに束になってかかっても絶対ジェシカには勝てないし最後はジェシカならどうにかしてくれる、という絶対的安心感がある。あとたぶん目で人を殺す能力ある。ジェシカのファッションスタイルはスーツ・セットアップ・ワンピースなんですけど(お金持ち過ぎて着回しとかしない系)、どれもめちゃくちゃデザイン性が高くて一般人には着こなせないようなものばかりです。何気に一番オシャレだと思う。

 

ドナ

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さて、最後にして最強の女、ドナです。ハーヴィーの秘書役の女性なのですが、なんというか超能力があるのかなって言うぐらいになんでも先回りしてなんでも答えを持っている、という役どころ。このドラマの中では自信家が多いのですが、この人の自信家っぷりも観ていて気持ちいい。「男はみんな私が好きだし女はみんな私より下だし私のお願い事はみんな聞いてくれるし私にできないことはない」的な、文字にするとひたすら嫌な女なんだけど全然そんな感じがない。私、このドラマに出てくるメインキャスト全員好きなんですけど、中でも一番好きなのはドナです。ドナのファッションはほぼワンピーススタイル。日本人から見ると難易度高いものが多いけど、ジェシカに比べるとフェミニンで抑え目なので真似できるレベル。ただ真似したいなって思っても日本にはあまりないデザインのものが多いのでハマった方はネットで似たようなの探しましょう。

 

②そして、頭脳の天下一武道会

ドラマだ、ってわかって観てるんですよ。誰かが夜も寝ずに産みの苦しみにうんうん唸りながら産みだした素晴らしい脚本があるからこそ、息ができないぐらいの言葉の攻防戦や気の利いた返しがあったり、そんな作戦で来るのか!という裁判での反撃があったりするのは。でもね、私のいいところでもあるし悪いところでもあるんですけどドラマにハマると現実とフィクションの世界がごっちゃになるというか、もう登場人物たちの超超ハイレベルな頭脳の戦いに目がハートになるんですよ。かっこいい!!って。私は弁護士じゃないので実際にあり得るような設定で法律シーンが書かれているのかはわかりませんが、エンターテイメントとしては最高です。観ている間は自分が頭よくなったんじゃないかって思えます。

 

③最後に、金持ちの天下一武道会

お金がすべてとはいいませんが、お金で解決することやお金があるからこそ生まれる余裕とかお金があるからこそ触れられる美ってあるじゃないですか。主人公たちの事務所はニューヨークの大手、という設定なんですよ。と言うことはもうほんとクライアントたちは世界有数の大金持ちたち。だからクライアントも主人公たち(シニアクラスのジェシカ・ハーヴィー・ルイス等)もみんなまあ贅を尽くした暮らしをしているんですよ。 まず身に着けるものが一級品なのは画面越しでも観ていてわかるし、住んでいる家の内装のセンスの良さとか選ぶレストランとかも。もう一度言うけどドラマですからね。いくらでも作れるのはわかってます。でもねー、ほんと観ていると気持ちいいです。観ているだけでも気持ちいいです。アメリカドラマは使える費用も桁違いなので細かい部分までしっかりお金を使って世界を作りこめるの、いいですよねえ。視聴時間に対するコスパがいい。

 

と、このドラマの天下一武道会レベルについてお目目をハートにして書いてみました。まあでもそんな天下一武道会祭りもいい脚本がなければ成り立たないわけで。このドラマ、緩急のつけ方と複数のストーリーラインの走らせ方がうまいんですわ!あと登場人物が男女問わずみんなかっこいいし腹が決まってるしいいこと言うんですよ。だから箱も中身も一級品という素晴らしいドラマになっている。

 

基本的にはシーズン初めの方は1~2話完結です。だけど大きな川の流れとしてシーズンもエピソードもがっつりつながってます。だから、絶対に途中のシーズンから見ないほうがいい。ダメ、絶対!私との約束!

というのも、現在各種動画配信サービスではシーズン6までを配信しているのですが、WOWOWでシーズン7やってるんですね。わたし、自宅では地上波しかないので(なぜならほとんどNetflixとHuluとAmazon Prime三種の神器で事足りているから)、先日実家に帰った時に母から言われてWOWOWの件は知ったのですが…。うちの母親、私があれだけ勧めたのにシーズン2ぐらいでドロップアウトしてたんですよ。な!の!に!突然「スーツのシーズン7やってるのよ~お母さん観てるんだけど」って言いだして。私の頭の中は「?#)'?????"=~$(&$(=#???#%&`+?*?'$$"/-?????」って感じに。そしたらなんとうちの母親何をとち狂ったのか、シーズン3から6すっ飛ばして7観てるとか言うじゃないですか!!!目の前が真っ白ですよ。この人何言ってんの?みたいな。

ダメ、絶対!面白さ半減!!!!!!

 

 

 

とりあえずさ、たぶん絶対面白いから。だからみんなおとなしくシーズン1から観よ?で、ハーヴィーのイケメンさ具合について私と話しあいましょ♥