One Of A Kind

ツイッターには長すぎるつぶやき、感想とか。エンタメ系はなるべくネタバレはしないことを信条にしてます。

”嘘を愛する女”完成披露試写会&舞台挨拶

昨日、”嘘を愛する女”の完成披露試写会と舞台挨拶に参加させていただきました。

 

usoai.jp

 

あのね、「参加させていただきました」とかさらりと言ってるけどね、これね、すごいことだから。まあほんとにここ数か月特になんですけど「ああ、神様いるな。そんでもってわたしなかなか目をかけられてるな」と思っているぐらいにはいろいろ私は運が良すぎる。この舞台挨拶、もんのすごい応募があったはずなんですよ。とはいえ大きな劇場だったしなんとなく「絶対行けるでしょ」と思っていたので当たる気満々だったんですが見事に全部外れたんですね...。会社のOutlookブロックしてたのに…って切なくなってたんですよ。が!が!が!前回の女神さまに続き今回は私の教祖様(と勝手に呼んでいる方)が連れてってくれたんですよこれが!もうどうするよ宗派を超えてどの神様でもいいけどほんとありがとうございます!!!

というわけで、行ってきました。

しかも、配付された席は1階のかなり前!!!!!(教祖様の力)

テンション爆上げの酩酊状態(うそ、シラフです)で会場に入るとなぜか客席中央に大きなステージが作られてる。そんでもってこのステージは位置が高いから座ってる席から立ち上がってやっと目線に舞台上の人の足が来るぐらい。「え?何これ。ちょっとスタッフーーーー!こんなとこにステージ作って舞台挨拶されるとマジ見えないんですけどちょっと東宝さんなにやっとんねんあなたたち天下の東宝でしょ!?担当者ーーー!担当者ちょっと前出てきて―――!」ってなってたんですが。ここは伊達に年齢と経験重ねてないんです私。スタッフの人の立ち位置、ステージ上の照明の設置具合、なんかすみっこにある空気砲みたいなやつの向き、最後列と最前列に座るマスコミ、といろいろな情報を寄せ集め、「いやいやいやこれ大丈夫だわ。これあれだ、真ん中のステージはCM用の映像撮るために最初か最後に出演者が立ってタイトル言った後に紙ふぶき舞うやつだ。舞台挨拶は絶対スクリーン前だわ。だってじゃないとこのマスコミの配置おかしいしスタッフの立ち位置もバランス悪いし間違いないわ。待てよ、と、するとこの中央にある階段から降りるね。出演者ここ降りて舞台に向かうね…待って待って待って待って。待って待って待って待って待って。てことはすごい至近距離じゃん…。やばいです。やばいです事件です。」と、教祖様の横でずっとまくしたててました、私。教祖様は清らかな笑顔で「落ち着いて」とおっしゃいましたが、落ち着けるわけない。だってマジ近いんだもん。私の想定ルートを通るとしたらマジ近いんだもん。

で、実際の舞台挨拶始まったら私の読み通りでしたYO!奥から登場して手と笑顔を振りまきながら中央ステージへ進み、そこでなぜか自撮りをし、出演者がそろってカメラに向かったところでパーンとゴールドのリボンが舞い上げられました(紙ふぶきではなかった)。

それでみんなが息を飲んだあのエスコートをして正面舞台へ向かったんですけど(やっぱり手と笑顔振りまきながら)、あのエスコートはやばかったですね。ちなみにエスコートは高橋一生×長澤まさみ、DAIGO×川栄李奈吉田鋼太郎×監督でした。高橋一生はもちろんなんだけどさ、最後に監督をエスコートした吉田鋼太郎がかっこかわいかった。もう一回言うけどかっこかわいかったわ。高橋一生長澤まさみの場面はみんなキャーキャー言っててそりゃそうだそりゃそうだそりゃそうだ!!!ってなりました。ホントにかっこよかったの。まさみはお姫様みたいだったの。それでもってエスコートされる側もする側もナチュラルにできてて素敵!ええ、私もキャーキャー言いましたよもちろん。この時ほんとに近くて(お鼻の傷も見える近さ)「ああ、高橋一生動いてる。高橋一生人間だった。高橋一生手振ってる。高橋一生生きてる。」ってなりました。

しゃべった内容とかはネットでも流れてるのでこんな感じでしょうか。とりあえずすっごく和やかで運びもスムースな舞台挨拶で、さすが東宝さん!って感じでした(さっきはごめん)。

 

 

出演者の印象

 

高橋一生

  • テレビで見る「ザ・高橋一生」だった。
  • 和やか。笑顔が多くてリラックスしてる感じ。
  • エスコートがすごい素敵だった。
  • ツイッタ―やら周りの反応を見る限りあまり衣装の評判がよくなかったみたいなんですが、私的にはもう超絶ツボすぎた。会場が丸の内・銀座エリアだったんですけどほんとに高橋一生があの衣装で丸の内を歩いてたらウォーリーを探せ状態だわ。ってぐらいに丸の内リーマンスーツ。ただあのグレーともちがうねずみ色のスーツ×ブルーシャツ×黄色ネクタイはプロの丸の内リーマンだったら結構上級者レベルのオシャレさんだと思う。だけど舞台挨拶というお祭りの衣装としては評判良くないのもわかるかな…。ちょっと地味目だよね。ただね、靴が完全にリーマンじゃなくて芸能人だったよ。
  • 最近ついた嘘はなんですか?に「僕は嘘をネガティブにとらえてないんです」、で、「(嘘は)よくついてます(か、しょっちゅうついてる)」みたいな返しをしていたんですが、おまえさんまたやりよったな。と思いました。もうね「ザ・高橋一生」ここにも!みたいな。この人はほんとに言ってることがほんとなのか嘘なのかわからないですね…。

 

長澤まさみ

  • オーラが出すぎている。
  • スタイルが良すぎる。
  • オシャレすぎる。
  • 顔が小さすぎる(教祖様は「一般人の顔が肉まんだとしたら長澤まさみは小籠包ね」とおっしゃってましたがほんとそのぐらい顔小さい」)
  • テレビで見るより100万倍ぐらいきれいだった。
  • 自然体!だからかなのか仲良いのかはわからないけど高橋一生長澤まさみの間の空気感がなんかよかった!
  • 元から大好きだったけどますます好きになっちゃいましたよ…。

 

DAIGO

  • さすがのムードメーカー
  • パリッと決まってた。安定の芸能人感。
  • 演技うまくてびっくり(あ、これは映画内の印象か)。ホントに別人のようで芸能人オーラは全くないのがすごい。この映画で一番のダークホースというか予想外の収穫でした。

 

吉田鋼太郎

  • あのね、くそかっこよかった。もう一度言う、くそかっこよかった。
  • これぞイケおじ。
  • 5人の中で一番芸能人オーラ(もしくは一般人ではないオーラ)出してた。
  • 正面ぐらいに座ってたからだと思うんですけど確実に目があったんですよ。そしたらさ、その時にニヤって笑ったんですよ!イケおじ真骨頂!!!もう大好きになっちゃった。(私もともと吉田鋼太郎さん大好きで、彼が挨拶するときにもうたぶん満面の笑顔で見ていたからかわいそうに思ったのかもしれない…。吉田さんありがとうございます。)

 

川栄李奈

  • わたし彼女大好きなんですよ。よくいそうででもいない可愛さ。
  • テレビで見ていた時も思ったし実物見ても思ったんだけど、背も高くないしかわいらしい女子高生、って感じでどこにいてもなじめそうな感じの外見(もちろんとてもかわいいのだけど!)。なのでほんとにいろんな役やれそう。
  • 亜人」での彼女の演技を観て、この子すごいな。自分のこと無くしてどんな役でもできるタイプだな。と思って目を付けてたのですが、この映画でもよかったですね。演技うまい。

 

映画の感想

全体的に「安定・安心の東宝映画」という感じでした(伝わって…)。起承転結がしっかりあって、「うん、今は後半のオチに向けて準備してる時間だな」「よし、今山場に向かって走ってるな」って言うのがわかる。なので寿命を縮めることなく観られます。

タイトルにもある「嘘」を起点にし、その「嘘」を追いながら謎を解いていく、その謎が解けた時に主人公は何を選択するのか、というストーリー展開は公式にもある通りです。伝えたかったのは、その「嘘」は、誰かを愛するときの障壁になるのかならないのか、愛は「嘘」を乗り越えられるのか、愛は「嘘」に勝てるのか、ということなんだと思うんですよ。観ながら考えさせられるわけですよ。自分が主人公だったらどうするんだろう…って。だって人間嘘が全くない聖人君子みたいな人の方が少ないじゃない?自分だって嘘のつもりはなくても隠し事だったり言いたくないこととかはあるわけじゃない?映画の中の嘘は大きな嘘だったけど(お話だし)たとえ小さなものでも嘘をつかれていたことを知ったらそれを乗り越えられるのかな?と。

ストーリーは正直、見る前からある程度読めた通りでした。でもその読めるストーリーに「なぜ」至ったのか、はなかなかしんどかった。ちょっと見るのしんどい人もいるんじゃないかな?でさ、いいシーンたくさんあるんだけどネタバレできないと言えないんだよおおおお!言えるのはイッセイ好き!まさみ好き!吉田さん好き!ってことだ。

一つホントに残念だったのは、ストーリー展開で唐突な部分がところどころあったこと。ちょっともったいないなあ、と思ってしまった。面白かったのよ。面白かったけどもう少し内容絞ったらよかったのかなぁ。多分2時間でやるのはもったいないぐらいに内容がもりもりありすぎたせいかな、って思ったんだ…。監督、100回書き直したって言ってたけど、え?マジ?じゃあたぶん編集の都合上いろいろ端折らざるを得なかったのかなあ、っていう感じ。たぶん映画にしないでドラマにして丁寧にエピソードを見せたらもっともっと今以上に素敵な作品になったのではないかなあ。ストーリーの進行上は、説明がなくても自分の中の想像で事足りるので問題はないのだけど、どうしてそうなったのかの細かい描写が観たかったなあ、と思うところが何か所かあったんですよね。(ていうかドラマでやってくれたらもっと長い間みられるじゃないですか高橋一生長澤まさみを…。)

長澤まさみは「嫌な女」を演じてくれ、と言われていたらしいのですがほんとに嫌な女でしたw 奈々緒がよくやる的な「悪女」じゃなくて、自分勝手でわがままで自由奔放。自分がそうであることすら気付いていない、周りに一人はいるような感じが、悪い方に出た「嫌な女」でした。あとちなみにこれはそんなにネタバレにならないと思うから書きますが長澤さんはなかなか酒癖のお悪い部分もある役で、私はめっちゃ親近感わきました。というかそこが一番共感したのどうなのよって感じだけど…。

そして一生さんが出てくるシーンはほぼ全編癒し。「嫌な女」長澤まさみを静かに優しく受け止める感じなんですよーーーー。宇宙飛行士とその旦那さんを演じたドコモのCMを彷彿とさせたんですよねえええええええ!私が一番大好きなあのCM!ストーリー上も彼の存在は(謎でもあるけど同時に)癒しだし、なんていうかみんなが好きな高橋一生を煮詰めて作った高橋一生って感じの役でした。あと面白いなと思ったのが、設定として劇中でくも膜下出血で倒れるところから話が回り始めるので、出てくるシーンって大体回想なんですよね。それが、彼が一番最近出演していたリミスリ(リミット・オブ・スリーピング・ビューティ)と似てるなあ、って思ったんですよ。高橋一生って変幻自在だからなんかみんなの中で自分が好きな人物像に理想化されやすくてこんなに人気出たんじゃないかなって思ってるんですけど、2つの映画で立て続けに回想シーンが多い役だったのでますますそう思いました。

 

高橋一生が好きな人は絶対に見たほうがいい映画です。あと、高橋一生長澤まさみのセットは美しすぎて神々しいです。

 

(実は、映画そのものの感想はもう少し自分の中で消化して書こうと思ったのですがやっぱり記憶が風化しちゃうので、そうならないうちに!と、ぶわああと書きました。ので、雑な書き方をしていたり嫌な思いをする箇所があったら申し訳ございません。)