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”キングスマン:ゴールデンサークル” レビュー

大ヒットしたスパイ映画、「キングスマン」の続編、「キングスマン:ゴールデンサークル」です。そう、秒でアガるやつです。

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公式サイト↓

予告かっこいい♥↓

 

とりあえず、観終わって最初に口にした言葉は「マジ最高」でした。2言目は「え、ちょっと何これ最高なんだけどほんと最高なんだけどもう一回見たい!!!続編いつ?!でした。一緒に観ていた人と2人で楽しみすぎてキャッキャキャッキャ笑ってたので周りの席の人には申し訳なかった(平日遅めの時間で空いてたとはいえ…)。最初から最後まで最高に面白すぎてもうほんとにほんとにありがとう!って感じ。何にも考えずに2時間ちょっと監督が連れて行ってくれる世界に浸りきって脳内のストレスが全部ふっ飛びます。ただし、この映画、絶対ダメな人たくさんいる。みんながみんな好きな映画ではない笑(理由は後ほど)

 

続き物の映画って単品で見ても平気になっているもの(基本設定はどれも同じだけど前作のストーリーを引き継がないもの)と前作見てないとダメなもの(設定が繋がってるので前作見ないと理解できない部分があるもの)があると思うんですけど、ゴールデンサークルに関しては前作を見てから映画館に行くことを強くお勧めします。本当に強くお勧めします。これだけで楽しめる、と書いてある紹介記事もありましたし実際楽しめると思うんですけど、せっかくいいランチ食べられるお金払って劇場の大きなスクリーンで見るなら、余すことなく楽しむほうがいいじゃないですか!私、貧乏性なので特に!私は1作目公開時から観たい観たいと思いながら見られずじまいだったので、ゴールデンサークルの公開が始まる前のお正月休みに観ておきました。あと、1作目を見てちょっと好きじゃないと思ったら2作目は見る必要ないですしね笑

 

で、この映画、映画好きな人はより楽しめる映画なんじゃないかなあと、個人的には思います。一言で言えば「スパイ映画」、二言で言えば「コメディのスパイ映画」なんですけどね、今まで作られた有名どころのスパイ映画があるからこそ作れた映画だと思うんですよ。一作目で主人公イグジーくんがスパイ組織のトップにパートナーの犬の名前を聞かれて「JB」と答えるんですね、でトップが「それはJames Bondジェームズ・ボンド:「007」シリーズ)? Jason Bourne(ジェイソン・ボーン:「ボーン」シリーズ)?」と聞くと主人公が「Jack Bauer(ジャック・バウアー:「24」シリーズ)」と答えるシーンがあるんですね。こちら↓

まぁ、まずスパイ作品の主人公の名前のイニシャルに「JB」が3人もいるのにもびっくりですしそれを犬の名前として出しちゃってるあたりもこの監督っぽい笑 そして、主人公二人(コリン・ファースタロン・エガートン)がイギリス人なのでガチガチのイギリス英語であることと大量のスパイガジェットが出てくるところにめちゃくちゃ「007」を意識しちゃうし、ポップでコメディなスパイ映画という意味では「オースティンパワーズ」ぽいなって思うところもたくさんあるんですよ。1作目も2作目も一番山場の戦闘シーンに特にそれを感じます。なんかね、ホントにスタイリッシュでポップ!そして2作目のゴールデンサークルではアメリカのスパイも多数出てくるんでボーンシリーズとかミッションインポシブルとかも意識しちゃうんですね(ただしすんごいデフォルメされた南部のカウボーイでかつすんごい南部訛りなので意識するだけで全然寄せてはいないです。ただなんていうか製作者の狙い通りにベタなアメリカvsベタなイギリス感があった)。で、私はそこまでの映画オタクには誠に残念ながらまだまだなれていないので、どのシーンがどの映画からとった、とか具体的に当てることはできないんですけど、もういっろんなスパイ映画で出てきたシーンがあるんですよ。だからなんていうか今までの名作スパイ映画を積み重ねてそこにポップ感とグロ感と大量にお金を使った大人の悪ふざけをめっちゃ加えた映画、って感じなんです。だからわたしは監督の「映画愛」をつよーーく感じてなんかもう一人の映画好きとして嬉しくてしょうがありませんでした。

 

と、ごちゃごちゃ言いましたが、この映画の私が思う鑑賞ポイントは以下。

①スーツ

スーツ着た男性がツボな女性(及びスーツが好きな男性)にはたまりません。わたくしスーツ姿の男性大好きなので、だいっすきなので!!もうたまりませんでした。ダブルのスーツ着てる人見てカッコイイー!ってなることはそんなにないですからね。

②映像

とにかく映像が気持ちいい!たくさん出てくるドラえもんクラスのスパイガジェットと、肉体に不可能はない!みたいなバトルシーンのアクションが本当にダイナミックでかっこよく作られてるのでそれだけでも観る価値あると思います。あんまりCG多用しすぎな映画って興醒めしちゃうことも私は結構あるのですが、この映画に関しては興奮しすぎて声出るレベルにいいです。

ジュリアン・ムーアのぶっ飛び具合

ジュリアン・ムーアってすんごい美人で完璧感がある女優さんだなあと思っているのですが、まあ、よくこの役受けたな、って思うぐらいにハマり役。ハマり役ならいいじゃん、ってなるんですけど、今後ジュリアン・ムーアを普通に見られなくなるんじゃないかなって言うぐらいに完全に頭狂っちゃってるサイコパスの敵役がハマってたわけで、もうなんかもうなんかもうなんか最高なんです。一日こういう女の人になってみたいなあって思いました。ぜったいにそばにいて欲しくないですが笑 (あと個人的には50年代風の衣装がとても好みだった)

④特別出演のエルトン・ジョン

特別出演のエルトン・ジョン。とってつけた話題作りの特別出演かな~と思いきやめちゃくちゃ存在感出してます。映画終わった後今まで全く興味のなかったエルトン様が本当に愛しくて大好きになりました。多分あなたもなります笑 エルトン様がナイトに叙勲されてるすごいおじさんで大金持ちで同性愛者であることを知った上で見ていただくとより楽しめるかと。

コリン・ファース大切だからもう一度言うけどコリン・ファース

え、世の中にさ、例えばコリン・ファースにバーで「この後僕の部屋に来ないかい」って誘われて断れる女性っているの?いないよね?いるわけがない。この人のためだけに何回でも劇場に行きたくなるぐらいに、かっこいいしかわいいし愛しいしかっこいいしかっこいいしかっこいいです。もしかしてこの映画コリン・ファースのためのPVなんじゃないの?!ってなります。ていうかたぶんそうです。好き大好き結婚して!ってなります。

 

と、私は大好きすぎて配信されたら購入確定のキングスマンですが、見てはいけない人がいます。それは、

  • グロいのがダメな人
  • エロいのがダメな人
  • 言葉が悪いのがダメな人

です。多分そういう方がこの映画を見ると気分悪くなるかも…。グロさに関しては一作目を見て平気な人は多分大丈夫、かもしれないけど1作目よりかなりパワーアップしたグロさです。グロいの全然平気な私でも「オエー」って声出ました。エロさに関してはなんと言えばいいかわかりませんが女性はダメな人いそうだな、と言う感じ。けっこう際どい。言葉の悪さに関しては一作目が平気なら全く問題ないです。オレンジ色のスーツを着てる主人公のイグジーさんがまあ口が悪くてですね、息をするようにF*ckとSh*tを使います。私はどれも全然問題ないので心の底から楽しめましたが念のためご注意ください。

 

と、ごく一部の人はご注意が必要かと思いますが、2018年の初映画としてはさいっこうにお勧めです。頭全然使いませんから!ほんとに使いませんから!ただし、こういう現実離れしたアクションシーンがある映画を観終わった後に主人公の気分でかなり気が大きくなりがちなので危険なスタントなどをしないようにお気をつけください。私は帰り道にものすごい万能感を感じて風を切って歩いており、気付いた時に一人でかなり恥ずかしかったです。

とりあえず、ほんとに、私は大好きな映画ですのでぜひ!