One Of A Kind

ツイッターには長すぎるつぶやき、感想とか。エンタメ系はなるべくネタバレはしないことを信条にしてます。

”オーシャンズ8”

やっと見れました、オーシャンズ8

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wwws.warnerbros.co.jp

この映画については情報公開になってビジュアル(↑)と予告編を見た時点で「たとえこれがどんなにつまらないと評判の映画となろうとも槍が降ろうと嵐が来ようと何があっても劇場に行く」と決めていたんですね。予告編だけでめちゃくちゃオシャレだしキャスト豪華だしなにより大好きなリアーナさまが出る!!!と。でも台風は来たけれど槍は降らなかったしめちゃくちゃ面白かった!

試しにツイッターで「オーシャンズ8」って検索してみてください。いろんな人の興奮コメントが見れて面白いです(ほぼ女性だった)。

 

そんなわけで私は大満足だったのですが、この映画の何がいいか簡単にまとめてみました(あくまでも私的)

 

オーシャンズシリーズが単純に好きだから

映画って色々あると思うんですよ。人生とは、みたいな深いことを考えてしまうようなものもあるし、モチベーションを上げてくれるものもあるし、何にも考えないで見られるコメディもあるし、女性ホルモン補充のために見たいようなラブロマンスもあるし。もしかしたらノンフィクションしか観ないような人にはこの映画は合わないと思う。でもそんな人もともとこれ見ようとしないでしょ?笑 で、このオーシャンズシリーズは「スピーディーでスタイリッシュでクールすぎるから観ているこっちまで最高にイケてるんじゃないかという気分にさせるポップコーンムービー」っていうのが過去作では一貫してましたよね。まあそりゃプロットがどれも似通ってて新鮮味が減ってくる、とか、2時間ちょっとの中で映画を成り立たせるために説明不足が多め、とかあると思うんですよ。でもって今回のオーシャンズ8でも同じような感じの意見がありましたよね。正直それは否めないと思いました。え、突然?どした?みたいになるところがなかったとは言えない笑 でもね、オーシャンズシリーズに関してはそんなのどうでもいいんですよ。とにかくスピーディーでスタイリッシュでクールっていう部分がこのシリーズのコアだから。それでもって種明かしのシーンでニヤリってなるのがお約束だから!

種明かしのニヤリ、ではないですが私が映画の中でめちゃくちゃ好きだったシーンの写真だけ貼っておきます。(アン・ハサウェイ氏のInstagramの投稿写真です)

映画観てる人なら、ニヤリ、するのではないでしょうか。

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②男いなくても全く問題ない感が最高

これは映画を観る前からツイッターでちょろちょろ流れてくる各所の感想で期待値を上げていた点なのですが、ラブロマンスではない映画で女が団体で「ちゃんと」主人公してる。無駄に力の入ってるわけではなくあくまでもナチュラルに「たまたま」女性が主役だったぐらいの感じで、反男尊女卑を声高に訴えるわけでもなく、頭が良くて能力の高い女性たちがチームを組んで盗みを計画実行する、という映画を作りました、と言う感じ。もちろん男性は出てくるし色恋沙汰がゼロとは言いませんが、監督は男性なのに完全に女目線でしか作られてないからすごいと思いました。と同時にラブロマンスではなく、女性が主体性をもって主人公の映画って少ないんだな、という事実に気づいてしまいましたね。もちろんありますよ、女性が主人公の素敵な映画はたっくさん!でもなんていうかこういう男の存在がうっすい映画、そんなになかった気がするの。そしてこういう作品がこの映画が発端となってこれからどんどん増えればいいな、と思いました。だって人口比率で考えたら男性主人公と女性主人公の映画は半分ずつでいいわけなので。逆に男性が主人公の超甘々ラブロマンス映画ももっと増えていいと思うし。

 

③キャストやばい

サンドラ・ブロック

スピードでブレイクしてその後コメディエンヌとして花開きましたが彼女は本当に演技がうまいと思うんですよ。私が一番好きな彼女の映画は「しあわせの隠れ場所(The Blind Side)」という実話に基づく映画。本当に泣かせます。って感じなのにたまにラジー賞とっちゃったりなんていうかとっ散らかってるアメリカの姐さん、って感じで昔から大好きなんです私。そして何より絶対に友達になりたいタイプなんですよ。完全無欠の性格の良さのぶりぶりっこな感じはゼロで、嫌な奴になんかされたらやり返すけどなにか?的な、日本人の古いタイプの男性には好かれなさそうな本当に(演技ではない)サバサバ感!そしてこの人どんな時でも肩に力が入ってないんですよねー。そんなサンドラがオーシャンズシリーズのダニー(ジョージ・クルーニー)の妹役で新生オーシャンズを結成するとかはまり役すぎて面白くないわけなくない?っていう。実際映画本編も完全にはまり役。はまりすぎて演技してるように見えなかった笑 

 

ケイト・ブランシェット

きれいな女優さんだなあ、いろいろ出てるよねー、米国SKⅡのスポークスマンしてたけど納得の白さだよねー、ぐらいのイメージしか正直なかったのですが!もうね観終わった後一緒に見てた人に「ねえ、ケイトイケメンすぎじゃない?ケイトイケメンすぎじゃない?」ってオウムのように言ってました、私。イケメンすぎて「抱いて!」しか感想が出てこない。この方こんなスタイリッシュな方だったの?!素敵。超素敵。お召し物も全て素敵。でもこれに関しては自分が着たいとかならないの。ケイトさまをひたすら崇めたいの。ってなる。もっと品行方正系の真面目キャラな人かと思ってたけど(いや役柄なのはわかってたけど)こんなおっとこまえだったとは!

 

リアーナ

大好き。ごめん好きすぎてなんにも言えない。めっちゃくちゃかっこいいしセクシーだしああああああああもう超クールなのに要所要所かわいいんですよ。それはまあ脚本がそうなってるんですけど、ご本尊のかわいさがにじみ出てるの。あと予告とかでも公開されてるからネタバレじゃないと思うけどリアーナさまのドレス姿はさすが!ってなります。圧巻。

 

アン・ハサウェイ

アン・ハサウェイはこの映画出て本当によかったと思う!会ったことなんてもちろんないし実際の彼女は知らないのですが、ハリウッドの嫌われぶりっ子が定着していたアンさん、この映画でそれを完全に逆手にとってやりたい放題やってた。たぶんこの映画でのアンさんが現実のアンさんに1番近いんじゃない?と思わせるほどの楽しそうな演技!いやー、わがまま女優っぷりとか、かわいいだけじゃないのよ、とかあんまりいうとネタバレになるから言えないけどとにかくこの映画で一番株を上げたのはアンさんじゃないかな?と個人的には思います。

 

ヘレナ・ボナム=カーター

癖のある役をやらせたらこの人の右に出る人はあんまりいないですよね。何をやってもヘレナ・ボナム=カーターなんだけど全部違う、みたいな。今回も絶妙な「一昔前の人感」がめちゃくちゃうまくて笑いました。

 

あとの3人、は、オーシャンズ11・12・13と同様まあサブクラスの扱いだな、と思ったのですがそれぞれきちんと役割はしっかりしていてうまくはまってるな、と思いました。(急に雑になったのはちょっとこの後飲みに行くからですごめんなさい、あとで時間できたら追記します)

 

 

と言う感じでめちゃくちゃ見に行ってよかったです。

 

ぶわーっと書いたのでさらさらっとした感想になってしまいましたが、女性の方はとりあえず深く考えずに観に行った方がいいと思います!できれば大きい劇場で!絶対テンションあがるよ?あと男性の方は女性と観に行ったらいいと思います。たぶん彼女は映画終了後ちょっとだけいい女になるのではないかと思います。

 

ちなみに、私はいくつか「本当にメンタルがどん底まで落ち込んだ時にただただ自分の気持ちを抱きしめてあやしてあげるために見るお薬映画」というのを持っているのですが、オーシャンズ8は最初の10分でこのお薬映画の仲間入り確定しました。なぜなら、ブルゾンちえみじゃないですが、この映画を観れば

「女に生まれて、よかった~~!」

と思えるからです。

 

それでは皆様よい週末を!