One Of A Kind

ツイッターには長すぎるつぶやき、感想とか。エンタメ系はなるべくネタバレはしないことを信条にしてます。

I have a thing for doctors

お久しぶりです。気づいたら1年このブログ開いてませんでした。。。もうブログの書き方も忘れちゃったよ。。。

 

さて、最近皆さん何してますか?

自粛してますか?去年のこの時期にはまさか今年もマスクして生活してるとは思ってなかったよね。引きこもり要素強めな私は自粛はたいしてしんどくないんですけど、同時に外食を死ぬほど愛しているので日々しんどいです。結論しんどいです。さらにはなんかワクチンもコロナの重症化は抑えれど予防にはならないっぽいしテレビをつければ医療崩壊!自粛のお願い!外食しないで!外に出ないで!なんならもう息しないで!でもオリパラはやるからそこんとこよろしく!っていうもうなにこの支離滅裂俺様理論?!という感じで最近は某百合子がテレビに出てくると頭の中で「オーレーはジャイア~ン」と百合子が歌いだす始末です。もう脳内が崩壊してる。普通が思い出せない。

 

というわけで相変わらず続く自粛の日々に飽き飽きとしているのは間違いないのですが、家で過ごす時間に関しては地上波及び配信のドラマが掃いて捨てるほどあるし本読んだり断捨離したり、いつか来るこの自粛の終わりという希望をめげずに持ちつつ暇つぶしはできているのでまあ何とかお心を維持できている。(てゆうかコロナ長引きすぎてみんな忘れかけてるけど家から出ないだけでみんなえらい)

 

で、私の「おうち時間(いやこの言葉嫌いなんだけど敢えて使ってみたけどやっぱり嫌いだな)」を支える数多くのドラマのうちの一つは、ツイッターで私を知っている人はもうご存じと思いますがTOKYO MER

TBSが毎期看板ドラマとして制作する日曜9時枠ですね。とりあえずTBS、コロナ禍大変だろうに予算使ったね…よくやったよ!と言いたくなるこのドラマ、内容に関してはだいぶ粗削り(=突っ込みどころがありすぎる)ですが、みんな!見て見て!みんなが好きなやつとりあえず全部ぶっこんだよ!感が見てて頭を使わないのでとてもよい。

  • 配役が善と悪のわかりやすく表現されてて(まあこれももっと深堀りすれば当然善と悪だけじゃ割り切れないいろいろがあるのはいい歳した大人なので当然わかるんだけどそこを馬鹿でもわかるようにバスッ!と単純化したから見てて疲れない)、TOKYOMER組=いい人、TOKYOMER組潰したい人=悪い人という構図なので頭を使わず楽
  • ドラマチックさを優先するから現実的な部分は無視(いくらなんでも爆発予告時間の数秒前まで中にいるとかありえないし崖が崩れるって言ってんのにチーム全員でお外に出るとかありえない)するけどとりあえず爆発したり埋まりかかったりとドキドキさせてくれる
  • 圧倒的ヒーロー主人公喜多見Dr(確実に死ぬでしょこれっていうシーンでも絶対死なないはずというヒーローに必要な安定感マシマシの鈴木亮平)とテンプレ的クールな悪役っぽく見せて実は誰より熱い裏ヒーローの音羽Dr(私がそうであったように大多数の人は鈴木亮平の筋肉が見たくてこのドラマを見たはずなのに気づくとみんな音羽先生AKA賀来賢人に夢中になってる)の、テンプレを煮詰めたような対比とその真逆な二人がチームを組んだからこそ生まれるケミストリーっていうヒーローものには欠かせない、ッカーーーー!ソレダヨ!!!的高揚感

と、なんというかもういろいろ足りてないしお涙頂戴に無理やり持ってくしで、みんな!冷静に見たらダメよ!ひたすら世界にはまるのよ!的なドラマなのだけど1時間見終わった後のすっきり感のためだけでも見る価値があると思っている。水戸黄門的な?暴れん坊将軍的な?

 

正直、この時期に医療ドラマを持ってくるの、あざといな、というかほんのりいやらしいな、とドラマが始まる前はうっすら思ってたんだけど、それはたぶんほんとなんだけど、敢えてこんな時期だからこそ、いつもはフィクションとしてみていた医療ドラマの緊迫したドラマチックなシーンは現実にありうる世界なんだなと感じさせる。少なくとも私には。だってサチュレーション、なんて単語今までドラマの中か病院に行かない限り聞くことはなかった。それがテレビのニュースやSNSで聞いて普通に使う言葉になってしまった。残念ながら。

 

私はブラックジャックにバッチリと自分の好みを植え付けられた幼子のころからずっとお医者さんに対して常に尊敬が絶えないんですけど、あの人たち普通に考えてすごすぎる。神様どういう風にデザインしてこうなったの?って感じで存在そのものが奇跡な人間の身体に不具合があったときにそれを治せるんですよ?恐れ多すぎて自分が医者になりたいともお医者さんと結婚したいとも一度も思わなかった。だからお医者さんの活躍するいわゆる医療ドラマは(私的には)外すことはない。なぜならお医者さんは普通にお仕事しているだけですげぇことやってるのでその日常を普通に切るだけですでにドラマだから。

 

だけど人生でこんなに医療ドラマを見ていて自分の身に置き換えてみてしまうのは初めてかもしれない。

 

みんなが、それぞれに鬱屈とした思いを胸に日々を生きていて、いつの間にか非日常だったはずの世界が日常になってしまって、その日常になってしまった非日常は現実感ないままどんどん地滑りを起こして落ちて行っているかのような、ここからどうなっていくのかわからない中、指針をもって国をまとめるべき政治はもう口に出せない文字にしてはいけないような罵詈雑言を浴びせたくなるようなひどさで、まじめに生きているのに理不尽な目に遭う、なんでこうなっちゃったんだっていうもやもやを抱えながら生きている中、それでも毎日現場で踏ん張って戦ってくれている医療関係者の方々のことを少しでも多くの人が想って行動できるようになればいいな、と思ってる。

 

私がこんな1年も放置していたブログで自分の想いを書いたからと言って何かが変わるわけじゃないんですけど。

 

医療関係者の皆様、もしももしかして誰か一人でも奇跡的に読んでいる方がいたら、本当に大変な中踏ん張ってくれてありがとうございます。