One Of A Kind

ツイッターには長すぎるつぶやき、感想とか。エンタメ系はなるべくネタバレはしないことを信条にしてます。

いざ、キューバ!準備編

初めて存在を知った時からいつか行きたかったんです、キューバ

 

カリブ海に浮かぶ、社会主義国

 

キューバ、なんかよくわかんないけど、みんなおしゃれなパナマ帽をかぶってて葉巻をくゆらせながら生演奏の軽快でセクシーなリズムに体を揺らして今を生きているイメージ、ありません?

私はあった。

キューバ、子供たちがぼろぼろのボールを目をキラキラさせながら蹴りあって走る路地裏の壁には峰不二子みたいなお姉ちゃんの絵が描いてあってその峰不二子の伏し目がちな瞳に心を奪われちゃうイメージ、ありません?

私はあった。

キューバ、蒸し暑い夕方、にぎわうバーに入ると褐色の肌をしたイケメンバーテンダーが音楽に合わせて歌いながらグラスの中のミントをつぶし、そこにたっぷりのラムを入れたモヒートを作ってウインクしながら渡してくれるイメージ、ありません?

私はあった。

 

キューバ、なんかよくわかんないけど行きたいな、って思いません?

 

学生時代からいつも旅行先候補には上がってたんです。でも、一緒に行こうとしてた人の都合が悪くなったり、今度は行こうとしてたタイミングに自分に外せない用事が入ったり、あといい歳してるとはいえ女の私がキューバとかエジプトとかそういういわゆるちょっと危なそうなイメージの国に行くっていうと母親が母親らしく心配され、なんとなく他にも行きたい国は世界中にあったのでキューバに行かないままなんとなくあっという間に時は経っていたんですよ。

 

が、2015年にアメリカとキューバが国交回復したあたりから、「これはそろそろ本気で急いで行かないと、キューバの豊かで独特な文化はどんどんアメリカ化するぞ…危険だ…」と思うも、思うだけでなんとなく行かずに過ぎる日々。

人間が(というか私が)いかに普段流されて生きているかがわかりました。

 

なんとなくいけそうでいけない国、キューバ

 

なんとなくなんとなくって、田中康夫かよ!って突っ込みたくなるかもしれませんが、私も途中まで書いてて突っ込みましたが、旅というのは結構『なんとなく』で決めるものですよね?私は旅が大好きなのですが大体なんとなくで行き場所を決めることが多いのでいつも田中康夫です。

田中康夫を知らないあなた、Google先生に聞いてください。そんな私も元ネタの本は読んだことがありません。)

 

そんな感じでなんとなくいつも心にはあるのだけど行かずに時ばかりが経ってしまっていた2018年秋、なかなか人生のいろんなことに息苦しさというかどん詰まり感を感じていたというかなんというか未来への希望というか平凡な日々への起爆剤というかなんかよくわかんないけどそういうのが欲しかった私は、ある朝目を覚ましたベッドの中で、どうしても、私は、キューバに、行かなくてはいけない!と目をカッと見開いたんです。

 

思ってしまったら最後、決めてしまわないと気が済まない。

 

キューバ行こう!って言ったら乗ってくるだろうなーっていう人に声をかけるとイエスの返答。

そこからは

 

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と、まあ次から次へと検索の嵐を起こし、日々カラフルなキューバの写真を見ながらテンションを高めつつフライトを抑えて現地に行くことが可能な状態を作りました。

 

ちなみに抑えたフライトはカナダのトロント経由。なぜなら同行者が中国系カナダ人だから。

東京-トロント-ハバナキューバの首都)のフライトは飛行機が遅れるとなかなか乗り継ぎが危ないという話を聞いたので往復共にトロントでの宿泊を挟む余裕のスケジュール。大人ですね。私。

 

宿泊に関しては、色々調べた結果社会主義国キューバはたとえ5つ星ホテルでもあまり期待はできない、それよりもカーサ・パルティクラルといういわゆる民泊だとキューバの人とも触れ合えるし現地の生活も垣間見ることができるからオススメ!っていう記事がとても多かったんです。確かにこれからキューバでは(アメリカとの国交断絶により)止まっていた時は進み出し近代化がどんどん進む。だったら今のリアルを知れるであろう民泊はいいかもしれない。そうだ、そうしよう!と民泊サービスAirbnbにて評価が高いところをいくつか選んで同行者に送る。パティオから見たカラフルな街並みとか、豪奢ではないものの泊まるには過不足ない部屋、さらには朝ごはんを作ってくれるところも(これは追加料金あり)。

と、みていたのですが正直同じようなところが多いので2人とも途中からどこでもよくない?状態になり結構簡単に決まる。

 

ここまで年明け早々に決まり、あとは行くだけの状態!

 

と、思いきや日本人は事前にツーリストカードというビザみたいなものを在日キューバ大使館にて取得する必要があったり、さらには海外旅行保険証書が英語で必要だったり(これはカード会社の海外旅行保険を使ったのですがカード会社の方が「最速で何とか処理します!」と処理をしてくださりぎりぎりだったにもかかわらず間に合った)、カナダに行く私はカナダのETAというこれまた短期滞在する人が取る必要のある手続きをしなければならなかったり(これはネットですぐできる)で、直前に気づいた私はバタバタしてました。かなり、バタバタしてました。

 

ツーリストカードを取ったのは日本を旅立つ2日前。

もしこれから行かれる方は精神衛生上もう少し早く取得することを強くお勧めします。

 

と、いろいろ本人の不手際により直前までバタバタドキドキしましたが、あとは!行くだけ!失われた50年を感じるロマンの旅!

 

 

続く。