One Of A Kind

ツイッターには長すぎるつぶやき、感想とか。エンタメ系はなるべくネタバレはしないことを信条にしてます。

言語で世界が広がるんじゃなくて世界を広げたいから言語がついてくる

本格的な秋になってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

突然ですが、「どうやったら英語を話せるようになるか」という質問をリアルでもツイッターでもよく受けるのですね。もともとの友人にも聞かれますが最近はTwitterで酔っ払いツイートをするためさらに…。

そんなわけで、私の周りには2言語以上話してる日本人及び外国人が結構多いので自分以外のサンプルも取ってみて、どうやったら英語を話せるようになるのか、を、少し考えてみようと思い周りを観察してみました。で、ネイティブレベルで外国語を使いこなすようになるための環境としては以下のようなものがあるのかなと思います。

 

  • 英語が母国語の国に住む
  • 英語が母国語の人とつきあう
  • 英語を仕事で使う
  • 英語を話す人に囲まれる(友人グループなど)
  • 英語を母国語とする人と友達になる

 

上から習得スピードが速いと私が感じる順です。

そして、私が思う言語習得に絶対必要な2つの柱は以下です。

 

①プレッシャー:英語が話せないと著しくQOL(Quality of life:生活の質)が下がってしまう!というプレッシャーが高ければ高いほど言語習得は早くなる

②モチベーション:その言語が使いこなせることによって得ることができる何かが起爆剤となり言語習得が爆速で早くなる

 

①のプレッシャーパターンとしては住む、仕事で使う、囲まれるがあるかと思います。やはり住むのは本当に強いと思います。何となくでいいので、気づいたら自分がいきなりニューヨークにいて、マンハッタンに住むことになったと想像してみてください(お金的なことは無視)。住む場所はどうしますか?アパートの契約なんてたぶん言葉が話せないとできないのでまずはとりあえず目についたホテルにチェックインすることとなりますよね。たぶんそれぐらいならできる。部屋に入り、ベッドに腰掛け頭を抱えながらこれからどうしたらいいか途方に暮れるあなた。そんな時でもお腹はすきます。便利な世の中ですのでコンビニエンスストアに行けば生きるために必要なものは大体手に入ります。マンハッタンってコンビニらしきもの少ないけど。が、セブンイレブンが、ローソンが、ファミマが、恋しくてあなたはきっと泣いてしまう。なぜならアメリカのコンビニ飯は本当にまずい。それでもあなたは仕方なく毎日ぱさぱさに乾いたパンにうっすいハムとチーズが申し訳程度に挟まれたサンドイッチを食べます。あと缶詰のスープとか。毎日そんな寂しいご飯を食べていたあなた。言葉もわからない日々。ストレスで体調を壊し救急病院に運ばれたら?体調の説明を求められたら?現代はスマホというものがありますので翻訳機能や辞書アプリ等を使ってある程度はやっていけますがあくまでも補助。人と人の間と書いて人間なわけで人間一人では生きていけませんから必ずコミュニケーションは必要になるかと思います。そうすると我々に備わった「火事場の馬鹿力」機能が起動します。そして生きていくために絶対的に必要な手段として英語を使いこなそうとなります。人の発する一語一句を逃さず聞き取ろうとし、わからない単語をその場で調べ、何とか知ってる言葉のみで自分のニーズを人に伝えようとします。恥ずかしいなんて感情はどこかに飛んでいきます。だってそんなことより生きていくことの方が大切だから。崖っぷちに立った人間は強いです。

 

②のモチベーションパターンとしてはつきあう、友達になる、があてはまると思うのですが、こっちも何となく想像してみてください。ランチを食べに出た昼休み、いつも入る喫茶店のパスタランチがお気に入りのあなたは今日もそれを食べようとお店へ。その日のパスタランチはほうれん草と海老のクリームソース。お気に入りの組み合わせです。気分よくSNSを見ながらパスタを待っていると隣の席にすらりと背の高い男性が座りました。注文の声が片言だったのでふと顔を見ると、え!何このイケメン?ブラピなの?いやどっちかっていうとライアン・ゴズリングなの?とあまりのかっこよさにボーっとしたあなたはうっかりグラスを倒してしまいます。彼のスーツにかかったセットメニューのクリームソーダ。よりによってクリームソーダ「す!すいません!」とあなたが言うと「It's OK, I'm fine. Don't worry about it」と言われます。とりあえず怒っていないっぽいことは彼の笑顔と態度でわかったもののあなたはとにかく申し訳なくて急いでハンカチで彼の高そうなスーツにかかってしまったクリームソーダを拭きます。「スーツのクリーニング代出させてください!本当にすいません!」と一生懸命謝るあなた。でも彼はあまりあなたの言葉を理解できないようです。「ダイジョブ」と言ってくれますがいやどう見ても大丈夫じゃない。あなたはお財布の中に入っていたお札を取り出しジェスチャーでいらないと言っている彼に無理やり持たせます。「(これでは足りないと思うので不足分は請求してください。その場合には大変お手数ですがこちらまでご連絡ください、って英語で言えない!)ううう、コールミー!」と名刺を渡し、恥ずかしさから嵐のようにお店を去ります。翌日、PCを立ち上げるとライアン・ゴズリングからメールが。図らずも「コールミー(電話して)」などと言ってしまったあなたにライアンは、心配する必要がないこと、またハンカチを返したいからランチをしましょう、と同僚に訳してもらったという日本語でメールをくれました。もしかして:恋の予感!となったら、どうします?英語話せるようになろうと必死で勉強すると思いません?だってあなた、ライアン・ゴスリングですよ?!

 

と言う感じで、英語を話すにはプレッシャーもしくはモチベーション、もしくはその両方が絶対に必要だと私は思います。 

 

私は留学前、読み書きに関しては大学受験レベル、聴き話しに関しては表面的な意思疎通はできるけどそれ以上のことになると笑ってごまかすレベルでした。そして①の生きるか死ぬかパターンで英語を身に着けその後②のモチベーションでさらに底上げをしたタイプです。

留学して2週間目に原因不明の高熱を出し日本から持って行った解熱剤で何とかしのいでいたものの食べ物を買いに行けず、1度しか会ったことのない日本人の知り合い(というか面識あるだけ…)に頼って生き延びたからです(海外に出ると日本人同士の助け合いは何よりありがたい。炊飯器借りたりしたなあ。)。人間高熱が出ている時にはただでさえ頭を使わないと話せないような言語は出て来ませんので、日本語が話せる人は天使に見えておりました。そして、ああ、この国で生きていくにはきちんと自分の状況を人に伝えられるようにならないといけない、と実感したわけです。そしてすっかり元気になり留学生活を過ごす中ローカルの友人や恋人もでき、「この人たちともっと話がしたい!」というモチベーションでさらに勉強を頑張りました。

 

 と、この『プレッシャー&モチベーション』が私の知っている最速で他言語を話せるようになる環境なのですが、世の中のほとんどの人はこんな状況にはなりませんよね。①であれば留学や駐在とかありますし、②であれば六本木にナンパされに行ったりネットで知り合ったりあるのかもしれませんが、そしてそれが一番早いのですが、そうそう都合よくもいかないですし日々仕事も生活もあるといろいろ難しい。

 

そこで、流暢に他言語を話す友人たちを観察した結果、上記2つ以外で高確率で見られた特徴がありましたのでシェアさせていただきます

 

 

推し活です。

(推し活:自分の好きな芸能人やアニメや漫画などをひたすら愛する活動)

 

  

 私の友人には、

  • GTOの漫画が好きすぎて英語版では飽き足らずオリジナル(日本語版)を購入して読みアニメ版も全部取り寄せ日本語がしゃべれるようになったアメリカ人
  •  流星の絆」というドラマをネットで見て、某嵐の二宮和也氏に一目ぼれをし、独学及び日本人の友人から日本語を勉強し2年間でペラペラになって日本に渡ってきたカナダ人(そして嵐仲間を作り彼女の日本語はさらに流暢に)
  • 韓国ドラマにハマりすぎて韓国人俳優にお熱になり新大久保に通いまくって韓国人の友達を増やし韓国語がペラペラになった日本人
  • とにかく日本のドラマが何でも好きすぎて休みのたびに日本に旅行に来て自国にいても日本のテレビばかり見ていて日本語がペラペラな香港人

など、計り知れない情熱をもって本気で推し活をして言語をマスターしている人が少なからずいるのですよね。

 これは、上で私があげている②のモチベーションパターンなのですが、恋人を作ったり友人を作ったりという、同じ言語を話す相手だとしても思い通りにならないことに、さらに他言語を話す相手を見つけるという条件を重ねるのは間違いなく条件達成の難易度をよりあげることとなる。だったら、一方的に情報を仕入れそれを思う存分満喫し愛することができる相手(芸能人・ドラマ・漫画等)を見つける方が早いし効率もいいですよね?!

 

私はまだあまり英語がわからない頃、ドラマ「24」を英語字幕で見なくてはいけなくなったことがありまして。その際自分でも驚くような驚異的な集中力を発揮してジャック・バウアーの言うことを理解しようとした結果、24時間を繰り返すごとに理解できる単語や文章が増えていくのが目に見えて分かりました。(ジャック・バウアーは大好きなキャラクターですが決して「推し」ではありませんでしたが…。)

 

これだけは間違いないと思っているのですが無理やり逃げ場のない状況に入れられない限り(①のパターン)、漠然と「他の国の言葉が話せるようになりたいな~」と思っていても話せるようになりずらいのではないかな、と思います。そうではなくて、知りたい世界がまずそこにあり、その世界とつながるための手段として言語が必要である、となって初めて人間は本気で言葉を勉強するのだと思います(②のパターン)。言語を知って世界が広がるのではなく、広げたい世界があるから言語が使えるようになるのではないかと。だから広げたい世界を見つけるのが一番手っ取り早いと思います。

 

もし仮にこの記事に対して反応があればもっと具体的な方法も書いてみようかなと思うんですが、そういうのって世の中にあふれてるから需要がなさそうなのでとりあえず今日はメンタリティのみご紹介させていただきました…。 

 

まあ、いろいろ書きましたが、「暇だから」ぐらいのノリで大した苦労もせずに3か月でフランス語マスターした、とか言う神に愛された天才の知り合いなどもいるので、この話は私のような凡人の話と思っていただければ幸いです。