”JESSICA JONES(ジェシカ・ジョーンズ)”
「ジェシカ・ジョーンズ 」というNetflixのオリジナルドラマがあるのですが。
これ、
①スーパーヒーローもの(MARVEL)
②超能力系(私が好きなドラマで言うと日本ドラマのSPECとかアメリカドラマのHEROES)
③タフな女性ヒロイン(まあアメリカドラマとか警察物は大体強い女性が出てきますけど、HOMELANDとかX-FILESとか、あと日本のドラマだとストロベリーナイトとかみたいな作品)
が好きな人にはねえ、見てないならすぐに観なよ!と大声でお伝えしたい。
私はですね、シーズン1を日本で配信するに当たってやっていた予告編↓を見て
「タフだけど実は繊細で傷ついてる女探偵ヒロイン物!で、MARVELだからスーパーパワー系ね。しかもダークヒーロー系!(そういうの好き)、おもしろそう。」ぐらいに思ったんですね。ただ、日々の生活で忙しくしてるとこういう動画配信サービスの作品って後回しになるじゃないですか。それでしばらく忘れてて、ふと思い出して一話目をみたんですが、もう終わりでした。止まらん。
私は正直予告の内容すら結構前に見たためほぼ忘れており、最初の方はジェシカの動きを見て「???」、戦ってる相手が何者なのかも「???」状態なぐらい前情報なく観たんです。予告編ぐらいの知識はあってもいいかもしれないけどたぶんなるべく何も知らないほうが面白いです。またいつもの見てほしいのにネタバレしたくないからつらい状態ですよ私。言いたい、でも言いたくない。だってちょっとづつ敵の「なにが」脅威なのか、とか、どれくらいジェシカのポジションが絶望的なのか、とかがわかってくるとあなたはこのドラマにハマるから。うっわ~そう来るかあああああ!ってなるんです。私がそうだったから!ちなみにNetflixやHuluのような動画サービスやDVDがいいのは巻き戻しができること!!!わかんなかったら巻き戻してもう一回観ればいいんです。
そんなわけで私の中のネタバレできない度はかなり高めなので(というか結構いろんなサイトはWikiをはじめめちゃくちゃネタバレしてますけど)、このドラマのなにより一番の魅力であるジェシカちゃんについて。
ジェシカちゃん、やばい①
麦茶を飲むようにウイスキーをラッパ飲み。ホント、日本の夏といえば麦茶!のノリで「ちょっと喉乾いちゃった」みたいな感じでウイスキー飲むんですよ。ノンアルコール飲んでるのほとんど見ない。ねえねえ、いくら白人種の人はお酒強いとはいえそんなに飲んだら長期的に肝臓壊すし、何よりジェシカちゃん?あなた、何にも食べてないけど、胃、大丈夫なの?って観ててストーリーが入ってこなくなるレベルに大酒飲み。蟒蛇。
ジェシカちゃん、やばい②
ジェシカ様の神憑ったガサツっぷりは観ていて気持ち良くなるレベルです。ジェシカちゃんは、簡単に言うと怪力女なんですね。これは予告でも言ってるしそもそもの大前提なんですけど。いや大前提なのはわかるし怪力だからうっかり物を壊しちゃう、とかあると思うんですけどなんていうか上には上がいる・・・と己の無力さに膝から崩れ落ちるレベルにジェシカちゃんはすごいです。壊す系もすごいんですけど、ジェシカちゃん常に洋服のままメイクもしたまま寝てるんですよ。妙齢女性としては、疲れて帰ってきてそのまま寝ちゃったジェシカちゃんの濃いめのアイメイクをコットンに浸したメイク落としで落としてあげたくなるし、デニムで寝ると疲れるからパジャマ着よ?もしくは下着姿でもいいから、ね?とりあえずそのタイトなジーンズ脱ご!って言いたくなります。
ジェシカちゃん、やばい③
ジェシカちゃん、態度の悪さがやばい。絶対に友達になれないだろうな・・・ってなるし、お役所の窓口にいてほしくないし、彼女が上司だったら1週間でギブアップして退職届書くレベル。ジェシカちゃんの名誉のために言うと彼女は自分の守らなくてはいけないものへのものすごく深い愛を持ってるし、正義感が強いゆえに自分を責め続けてしまうようなすんごいいい子なんですよ。が、お嬢さん、社会で生きていくには態度が悪すぎる。助けてくれようとする人に喧嘩売ったり、仕事もらいに頼みに行ってるのにめちゃくちゃ上から目線でエラそうだったり、そもそも人の話を聞く気がない。探偵のくせに!
ちなみにジェシカ・ジョーンズ役のクリステン・リッター、アメリカドラマや映画が好きな人なら絶対に見たことあるはず。ジェシカ・ジョーンズは常にこの感じで人をにらんでます。
が、クリステン・リッターご本人の時はもうめっちゃ美人!!!って拝みたくなる感じです。
元モデルさんなのでスタイルも最高にいい。ジェシカちゃんはほぼ全編おんなじような服しか来てない(デニム+Tシャツ+ライダース)なんだけど、足が長すぎるしおしりぷりぷりなのに身体は細くてもうなんか「おしゃれって…ファッションって…なんなの?結局中身良ければ全部素敵になるじゃん…」ってなります。
クリステン・リッターは元モデルでドラマや映画にもかなり出てる方なんですけど、私が彼女を忘れられなくなったのは「Breaking Bad(ブレイキング・バッド)」というドラマで、主人公の一人の彼女役をやった時ですね…。ドラマ自体も絶対忘れられないすんごい内容でしたが、クリステンちゃんかわいいのに演技うまいなあぐらいで見てたらまあ、役柄の残すトラウマっぷりがやばかった。このジェシカ・ジョーンズ役で不動の地位を築いたんじゃないでしょうか。
そんなわけでめちゃくちゃ美人の怪力女が主人公のこのドラマなのですが、観ていて、いいなあと思うのはキャストのバラエティなんですよね。最近たぶんアメリカドラマや映画ってこういうところすごくセンシティブだからというのもあると思うのですが、このドラマで一番強いのは女性だし、黒人のメインキャスト率が高い。あと白人男性がすごい弱かったりとか。マイノリティという意味で言うとアジア人がほぼ出ないのはやっぱりちょっと残念ではあるけど(少なくともシーズン1では)、なんというか女性がフィジカルに強いというだけではなくメンタル面でもタフで男性と対等に戦うドラマなので、観ていてとても気持ちいいです。
前も書きましたが、私がアメリカドラマを大好きな理由の一つは、大きな意味での「ファンタジー」ドラマが多いからなんですよね。もちろんスーパーパワーとかゾンビとか出てこない日常の設定のドラマもたくさんあるのですが、現実世界では(ほぼ間違いなくたぶん)起こらないことを題材にしつつそれを本当に起こり得るものとしてものすごく高いクオリティで作ってる。このドラマはまさにそうです。このドラマの中でも出てくるしよくいう言い回しで「What would XXX do?(XXXだったらどうする?)」というのがあるのですが、こういうファンタジー要素のあるドラマを観ながら「自分だったらどうする?」と考えるのが大好きなんですよね。
というわけで、ネタバレというか内容を限りなく伝えたくない故ほぼなんのこっちゃなエントリーになってしまいましたが、もしよかったら見ていただきたい。Netflix入ってる人は騙されたと思って3話ぐらいまで見てみて欲しい。Netflix入ってない人は入っても損はしないと思う(私はNetflixからは一円ももらっていない)!
わたしは本日よりシーズン2突入です。
では。